
日本瓦は耐久性が非常に高く、定期的にメンテナンスを行えば100年は持つと言われるほど頑丈です。
しかし、雨や強風によって著しく耐久性能が低下した屋根は、葺き替え工事で修繕する必要があります。
セメント瓦、日本瓦は20~50年で葺き替えが必要です。近年では耐震性能向上を目的として、古い瓦屋根の葺き替え工事を希望されるお客様も増えています。
今回は、瓦屋根の葺き替え工事の費用相場、屋根材による費用の違い、葺き替えにかかる工事期間について見ていきましょう。
瓦屋根の葺き替え工事の費用相場
瓦屋根の葺き替え工事の費用は、30坪程度の住宅で100万~200万円がおおよその相場です。
既存の瓦を撤去するための費用が20~30万円ほど、下地や防水シートの工事に50万円前後かかります。
屋根材による費用の違い
瓦屋根の葺き替え工事では、以下の屋根材が主に使用されています。
1平米あたりの費用と、30坪程度の住宅でリフォームした場合の工事合計費用をまとめると、以下の表のとおりです。
屋根材 | 1平米あたりの費用 | 工事合計費用 |
スレート屋根(コロニアル) | 5,000~8,000円 | 90~200万円 |
ガルバリウム鋼板 | 6,000~9,000円 | 100~210万円 |
セメント瓦 | 6,000~1万円 | 100~220万円 |
日本瓦 | 8,000~1万円 | 100~240万円 |
瓦屋根の葺き替えにかかる工事期間
一般的な30坪程度の住宅の屋根であれば、1週間~10日ほどで工事は完了します。
ただし、以下のような要因で工期が延びる場合があります。
・屋根の劣化が激しいために補修に時間がかかる
・屋根が急勾配で工事が難しい
・古い日本瓦から新しい日本瓦に葺き替える
瓦屋根のリフォーム業者を選ぶポイント
現在、日本の住宅の屋根は金属製の屋根材が主流となってきているため、瓦屋根の葺き替え工事に対応できる業者は慎重に選ぶ必要があります。
瓦屋根のリフォーム業者を選ぶ際は、
・瓦屋根のリフォームに対応できるか
・葺き替え工事の実績があるか
を必ず確認するようにしましょう。
ホームページ上の情報だけでなく、直接リフォーム業者に連絡して、工事内容や費用の見積もりなど詳細を聞くことをおすすめします。
まとめ
一時期と比べて勢いの落ちてきた日本瓦ですが、未だに根強い人気があり、リフォーム後も瓦屋根にしたいというお客様は少なくありません。
瓦屋根のリフォームは、地域密着型のリフォーム業者、塗装業者がおすすめです。
中間マージンが発生せず、地域の気候に精通した職人さんが在籍しているため、リフォーム費用を抑え、長いお付き合いができるでしょう。