階段の手すりを適切な高さに取り付ける費用は?利用できる補助金も解説

介護を目的とした階段への手すりの取り付けには、補助金制度を利用でき、かかった費用の8~9割を補助金で負担してもらうことができます。今回は階段の手すりの取り付けにかかる費用の相場や、利用できる補助金制度について解説します。

階段の上り下りに不安を感じたら、手すりの取り付け工事をおすすめします。

実は、介護を目的とした手すりの取り付けには、介護保険制度や自治体の補助金制度を利用でき、かかった費用の8~9割を補助金で負担してもらうことができます。

今回は、階段の手すりの取り付けにかかる費用の相場や、利用できる補助金制度について解説します。

階段の手すりの取り付けにかかる費用

階段に手すりを取る付ける場合はDIYで取り付けるか、専門業者に依頼するかの二択があります。コストはかかりますが、安全面を考慮するのであれば専門業者に依頼されることをおすすめします。

住宅用の階段は、おもに「直階段」「L字型階段(かね折れ階段)」「U字型階段(折り返し階段)」の3種類に分けられます。

  • 直階段・・・2階までまっすぐ伸びるタイプの階段
  • L字型階段(かね折れ階段)・・・階段の途中に踊り場があり、90度に曲がって2階へ続くタイプの階段
  • U字型階段(折り返し階段)・・・途中に踊り場があり、180度に曲がって2階へ続くタイプの階段

それぞれの階段の壁側に手すりを設置する場合の費用相場は、以下のとおりです。

階段の種類手すり本体+作業費
直階段4万円~7万円
L字型階段5万円~9万円
U字型階段8万円~10万円

なお、階段の壁がない側に取り付ける「飾り手すり」は、手すり本体の価格が高いため、工事の費用も高くなります。

階段の手すりの取り付けに介護保険制度を利用する方法

介護保険制度には、介護認定で要支援1・2、もしくは要介護1~5に認定されている被保険者が、介護のために自宅を改修する際にかかる費用を一部負担する「住宅改修費用」という項目があります。

対象者が自宅の住宅改修を行った場合、その費用の9割(一定所得以上の場合は8割)、上限20万円までが支給されます。

介護を目的として階段に手すりを取り付ける工事も、この住宅改修費用の対象となっています。

たとえば、手すりの取り付けに7万円かかった場合、介護保険制度を利用すれば6万3,000円(一定所得以上の場合は5万6,000円)が支給され、実質7,000円(1万4,000円)で工事できたことになります。

申請方法は、住宅改修についてケアマネージャーなどに相談、改修が決まったらリフォーム業者等に見積もり・リフォームプランを提案してもらい、「工事の前に」申請書類を提出します。

事前申請の後、手すりの取り付け工事を行ったら、領収書など工事にかかった費用を証明する資料と必要書類を揃えて市町村役場の介護保険課に提出します。

階段の手すりの取り付けに自治体の補助金を利用する方法

介護保険制度の他にも、自治体によっては階段の手すりの取り付け工事にかかった費用に補助金を支給する制度があります。

たとえば東京都葛飾区の「高齢者自立支援住宅改修費」という制度では、要支援以上の介護認定を受けていない65歳以上の自宅で生活している区民に対し、階段や廊下に手すりを設置した費用の9割、上限20万円が支給されます。

手すりの取り付け以外にも、介護を目的としたリフォームを検討する際は、お住まいの自治体に補助金制度がないか調べてみると良いでしょう。

まとめ

階段に手すりを取り付ける場合は、安全面を考慮して専門業者に依頼されることをおすすめします。

お住まいの近くの実績豊富な専門業者を探す場合は、一括見積サイトやリフォーム業者マッチングサイトが役立ちます。

また、利用できる補助金や助成金については情報収集が難しい場合もあるので、これらの制度に詳しいリフォーム会社に相談しましょう。

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