節約しながら理想の住まいづくりを!こんなにできちゃう!DIYリフォーム・リノベーション

リフォーム・リノベーションを検討する際、悩ましいのがコスト面です。住まいの理想を叶えたいけれど、お金はできるだけ節約したい。そんなときの助けになるのがDIYです。
とはいえ「DIYはやりたくても難しい」と考え、躊躇している人も多いのではないでしょうか?そんな人でも、しっかり準備して慎重に作業すれば、手間が掛かって難しいと思っていた作業も意外と楽にこなせてしまうということをご紹介します。

リフォーム予算の平均は約300万円

さて、住まいをリフォームする場合、一般的にはどのくらいのお金がかかるのでしょうか?一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が2018年に実施した住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査によると、リフォーム予算の平均は戸建て269万3,000円、マンション261万6,000円でした。

2016年の前回調査と比べ、いずれも減少しましたが、決して小さな額ではありません。リフォームを考えている人は、それなりの出費を想定していることが分かります。

それでは、実際にリフォームされることが多いのは、どんな箇所なのでしょう?気になるデータを見てみましょう。

国土交通省の住宅市場動向調査(2018年度)によると、1位は「外壁」(26.8%)でした。これに続くのが「トイレ」(26.0%)、「キッチン」(23.5%)で、設備を含めて傷んだり汚れたりしやすい箇所をリフォームするケースが目立っています。

リフォームの内容は「住宅内の設備の改善・変更」(38.9%)がトップです。設備のリフォームと比べて手軽そうな「内装の模様替えなど」が32.4%で、「冷暖房設備などの変更」(28.0%)、「住宅の構造に関する改善・変更」(6.0%)などを上回っています。

DIYで簡単にできそうな内装の模様替えは照明器具の交換、壁のフックや棚の取り付け、蛇口やシャワーヘッドの交換といったところでしょうか。

ドアノブや階段の手すりなどを交換するのも、手軽な割に部屋の印象を大きく変える効果がありそうです。
キッチン回りのデコレーション、壁紙の貼り付け・ペイント、バルコニーにタイルなどを敷いてみるといった作業も、さほど難しくはないでしょう。ホームセンターなどには、あらかじめのりが付いた壁紙やカッターで切って置くだけの床材など、DIYリフォームにぴったりのキットが豊富にそろっています。

間取りの変更や床の張り替えを自分で!

さて、先ほどの住宅市場動向調査で挙げられた、実際に行ったリフォーム内容の項目の1つに「壁の位置を変更するなど間取りの変更」(8.8%)があります。
素人にはいかにも難しそうに思われますが、DIYで取り組めないことはありません。

まずは、ホームセンターなどで購入した木材で作った枠組みを、間仕切りしたい場所の天井、壁、床に取り付けます。

枠組みの中に骨格を組んだら、両面に石膏ボードを貼ればOK。必要なら防音材を挟みます。ボード表面に好きな壁紙を貼るなどすれば、立派な壁の出来上がりです。

石膏ボードを貼らない、または面の一部だけに貼るといったアレンジをすれば、パーテーションやディスプレイ棚などとして使うこともできます。
部屋のイメージに合わせ、フェイクグリーンなどでデコレーションするのもお薦めです。

また、部屋の大胆なイメージチェンジに効果を発揮することから、内装リフォームといえば多くの人が床の張り替えを行っています。

最近はフローリングの上に直接敷いたり貼ったりできる床材も多く出回っています。クッションフロアやフロアタイル、パネル・タイルカーペットなど素材、色・柄もさまざまで、賃貸住宅では退去時に原状回復しやすいというメリットもあります

一方、きしみや沈みが発生しているフローリングなどを撤去して交換する場合は「プロにお願いしなければ無理」と考える人も多いのではないでしょうか?

しかし、こうした場合も、事前の準備さえしっかり行えばDIYで作業することも可能でしょう。

床を剥がす前にしておかなければならないのは、床下構造の確認です。マンションなどはコンクリートなどの上に直接フローリングが貼られた直貼り工法が多く、裏面にゴムやフェルトなどの緩衝材がついた床材をボンドで貼れば施工できます。防音・遮音マットを敷いた上に床材を貼るのも簡単でDIYに最適です。緩衝材なしの床材も使えるため、より多くの種類の中から好きなフローリングを選びやすくなります。

フローリングを交換した後に部屋の中で段差が生じてしまわないよう、現状の板の厚みをチェックしておくのもお忘れなく。

エクステリアのDIYには細心の注意を

エクステリアのDIYもチャレンジしてみる価値はあります。

屋根の葺き替えや外壁の張り替えはプロに頼む方が無難としても、ローラーと刷毛で塗り直すだけならDIYで済ませることも可能。外壁や塀を好きな色に塗り替えれば、住まいの印象を大きく変えることができるはずです。

塗装前には家庭用の高圧洗浄などで表面をきれいにし、ひび割れや穴などを補修しておきましょう。下塗り後の乾燥は、たっぷり時間をかけるのがコツ。焦って上塗りしてしまうと、せっかく出来上がった塗膜が短寿命に終わってしまいかねません。

使用する塗料も単に安いというだけで選ぶのではなく、下塗り、中塗り、上塗りなど、それぞれの用途に適した製品を調達すれば、満足できる仕上がりを手に入れられるでしょう。

錆の上から直接塗れる塗料も販売されており、場所に合わせて使えば作業性が向上します。

もちろん、屋根の上など高所で作業する際は、落下事故を防ぐための安全ロープを装着してください。

裾野が広がるDIY

リフォーム文化が根付いている米国では、住宅の補修などをいちいちプロに頼むと費用がかさむため、古くからDIYが浸透しています。

世界最大のホームセンターである米国の「ホーム・デポ」の年商は12兆円で、日本のホームセンター市場全体の3倍に相当する規模です。

しかしながら、リフォーム市場の成長が期待される日本でも、DIYの裾野は着実に広がっています。

電動工具メーカーのブラック・アンド・デッカー(米国)が日本で実施したDIY調査(2015年)では、およそ3年前の前回調査と比べた女性のDIY実践層は7人に1人と倍増し、近年の「DIY女子」ブームを裏付ける結果となりました。男性も20~40代の比較的若い世代を中心に実践層が拡大しています。

DIYがさらに普及すればリフォームがより身近なものになり、市場の活性化にも貢献するでしょう。

まとめ

好きな時間に好きな物を作ったり、カスタマイズしたり。実際の作業だけでなく、あれこれプランを思い描くのも楽しいのがDIYの魅力です。夫婦、親子などで協力し合いながらDIYリフォームに取り組めば、マイホームに対する家族の愛着をさらに高められることも間違いなしです。

リフォームは業者に依頼するばかりではなく、DIYで解決できることもたくさんありますが、余計なコストをかけないためにも、事前の知識習得や準備をしっかり行ってから取り組んでみてください。

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