簡単ペイント!DIY初心者向けのおすすめ塗料と基本的な塗り方とは?

DIYペイントを始めてみたいけど、どの塗料を使えば良いか迷っている、ムラにならないようキレイに塗りたいといった方に、この記事ではDIY初心者におすすめの塗料と基本的な塗り方をご紹介します。自分でカラーリングできるようになるとDIYの達成感がグッと感じられますよ!

そもそもDIY塗料には「水性」「油性」の2種類がある

そもそも塗料は、顔料・樹脂類・溶剤から構成されています。その中の溶剤が水なら水性塗料に、シンナーなら油性塗料になります。水性と油性のメリット・デメリットを整理してみましょう。

水性塗料のメリット・デメリット

水性塗料は、乾燥する前なら水・ぬるま湯で簡単に洗い流せます。カラーバリエーションが多く、発色もよいので全く違う色に塗り直すのも簡単です。はみ出してしまってもまた上から塗り重ねれば失敗もなかったことにできます!
また、塗料の独特なニオイも少ない、主成分が水なので火気の心配がない、価格もリーズナブルと、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
他の特徴として、水性塗料は、乾くのが遅いので乾燥させる時間はかかりますが、塗装中に塗料が乾いてしまう心配も少なく、時間をかけてペイントを楽しめます。光化学スモッグやシックハウス症候群の原因となるVOC(揮発性有機化合物)が油性塗料よりも圧倒的に少なく、安全性の高い塗料といえます。

ただ、油性ペイントよりも剥がれやすく、ツヤが出にくい特徴もあります。鉄などの塗料を弾きやすい素材にペイントするには、下塗り材が必要というデメリットがあります。

油性塗料のメリット・デメリット

油性塗料は、しっかりと定着するのでペイントが剥がれにくく、木に浸透して木目を生かした塗装ができるのが特徴です。ツヤが出やすく、長持ちするのも油性塗料ならでは。乾くのが早く外気の気温に左右されにくいので、早くペイントしたいとき・冬場の気温が低いときに便利です。塗装するときは、うすめ液で希釈してから使います。

肌や服など他の場所についてしまうと水では落ちず専用のうすめ液をつかって洗い落とします。塗料の粘度が高いときにもうすめ液を使って伸びをよくすることができます。塗料特有のニオイが強く、塗装後はツヤが出やすくなります。

初心者におすすめの塗料は「水性塗料」

DIY初心者は「水性塗料」でペイントするのがおすすめです。理由は下記の通りです。

ペイントが終わった後のハケや容器を水で洗い流せる

DIYに慣れないうちは手や服に塗料が跳ねて汚れることも少なくありません。水で洗い流せる水性塗料なら、ペイント中に手や服が汚れてしまっても水で洗い流せるので助かります。

薄める手間がかからない

水性塗料はそのまま塗れる状態のものがほとんどなので、うすめ液で塗料をゆるくする手間がいりません。かき混ぜたらすぐに使えるので、手軽に扱えます。

塗料特有のシンナー臭さがない

塗料特有のツンッとしたニオイがないので、室内でもストレスフリーでペイントできます。ですので、子供やペットがいるご家庭でも安心して塗装でき、お隣さんや近所の方にニオイで迷惑をかけることもありません。なるべく換気しながらの作業が良いですが、換気が難しい場所(車庫やコンテナ、ガレージの中など)で使っても大丈夫です。

安くてカラーバリエーションが豊富

安くてカラーバリエーションが多いのも初心者には嬉しいポイントです。何色か試してみたい、カラフルな塗装がしたいときもリーズナブル。カラー展開も多いので好きな色が見つかり、DIYペイントを存分に楽しめます。木材に色を付けたい・コーティングしたいだけ、安い塗料で試してみたい、という方は100円均一の塗料でもOKです!

水性塗料を使うときの注意点

水性塗料は水で落ちるので、屋外で塗装する際は雨の日を避けましょう。1度にたくさん塗料をつけてペイントするとなかなか乾かず、シワ・ひび割れ、ムラの原因になります。

また、水性塗料は水で落ちやすいとはいえ、乾くととれにくくなるので汚れてもいい服装でペイントしたほうが安心です。手や服についてしまった場合は、塗料が乾く前に水・ぬるま湯で洗い流す、濡らした布などでふき取りましょう。

水性塗料をペイントする道具と基本的な塗り方

塗料をつけてペイントする道具にはローラー、刷毛、コテバケがあります。ローラーとコテバケは広い範囲、刷毛は狭い範囲や細かい部分で使い分けます。特にコテバケは、ペイント初心者でもムラなく均一に仕上がるのでおすすめです。スポンジでも代用できます。

水性塗料を塗るときは、まず塗料をしっかりかき混ぜます。塗料の成分が沈んでいることがあるので乾き方や色のムラが出ないようにするためです。混ぜ終わったら、ざっくりと全体に塗り、横方向・縦方向に平行に塗っていくとキレイに仕上がります。厚くペイントしたいときは、1度に大量に塗料をつけるのではなく、その都度乾かしてから塗り重ねていきましょう。

水性塗料の具体的な種類は?

種類 特徴
水性ペンキ 液体。木目を消すようにしっかりペイントできる。カラフルに仕上げやすい。
水性ステイン 液体。重ねる回数が増えるにつれ色の変化が小さくなる。木目を活かした塗装ができる。木材の中に染みこませて着色。塗りムラが残りにくい。
水性ワックス 個体。重ね塗りでも薄い着色に。木材の中に少ししみ込み、表面にも膜を作ってコーティングする。
水性ニス 液体。重ね塗りで濃い着色に。表面に膜を作ってコーティングする。

水性塗料には、ペンキ、ステイン、ワックス、ニスといった種類があります。ペイント初心者でも簡単に仕上げるなら、着色の水性ニスを2度塗りするのがおすすめです。もっとキレイな見た目にするなら、ペンキやステインで着色した後に透明のニスでコーティングしましょう。

初心者なら水性塗料で小さなものからDIYペイントしてみよう!

水性塗料はニオイが少なく、水で洗い流せます。カラーバリエーションが多く配色も楽しめるので、初心者の方におすすめの塗料です。

何をペイントしようか迷ったら、まずは小さいものからスタート。100円均一の木製インテリアや市販のコンパクトな収納ボックスから塗装してみましょう!
慣れてきたら、お家にある木製家具の補修をしてみても楽しいです。塗料が剥がれている、いっそのこと別の色に塗り替えたい家具があれば、ぜひDIYペイントにチャレンジしてみてください。

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