タンク付きトイレを低予算で「タンクレス風」トイレにする方法や、トイレのDIYで気をつけるべきポイントを解説します。安価で手軽に手に入る材料でも、工夫次第でトイレをおしゃれな空間に変えることができます。

お住まいのトイレがタンク付きの場合、簡単に手に入る材料を使い、DIYで「タンクレス」にすることも可能です。
今回は、トイレをDIYでタンクレス風にする方法や、注意点について解説します。
トイレをDIYで「タンクレス風」にする方法
ホームセンターや100円均一ショップなどで手軽に手に入る材料を使って、DIYでトイレをタンクレスにリメイクする具体的な方法をご紹介します。
予算・時間
DIYでトイレをタンクレスにリメイクするのであれば、なるべく低予算で、短時間で終わらせたいもの。
手軽に扱えて手に入れやすい材料としては、ベニヤ板やプラスチックダンボールがおすすめです。
どちらもホームセンターで購入でき、ホームセンターなどで指定サイズに切ってもらうこともできます。
また、工作用のカッターがあれば、DIY初心者でもトイレの寸法に合わせて加工できます。
最近では100円均一ショップなどで市販されているつっぱり棒やカラーボードを上手に取り入れれば、予算を1,000円~5,000円程度に抑えることができるでしょう。
ベニヤ板を使ったDIY
ベニヤ板は薄いものも、厚みのあるものも、ホームセンターで安く購入できます。
あらかじめトイレのタンク周りのサイズを測っておき、ホームセンターのスタッフの方に依頼して、その場で指定のサイズにカットしてもらうと良いでしょう。
また、タンクを隠すための骨組みとして、角材を準備します。これもホームセンターで購入の際に、指定の長さにカットしてもらうことができます。
ベニヤ板を使ったタンクレストイレのDIYでは、まずタンクを隠すための骨組みから作ります。
タンクの両脇に直方体の枠組みを作ることをイメージして骨組みを組み立て、次に骨組みをカバーするベニヤ板を取り付けます。
タンクのレバーや手洗いをふさいでしまわないように、木材にはあらかじめ穴を開けておき、撥水効果のある塗装やニスで仕上げて、骨組みに取り付ければ完成です。
プラスチックダンボールを使ったDIY
プラスチックダンボールは、ベニヤ板よりも加工しやすく、カラーバリエーションも豊富です。
タンクまわりに作った骨組みに、ベニヤ板の代わりにプラスチックダンボールを取り付けます。
ベニヤ板とは異なり、カッターナイフで簡単にカットできるので、DIY初心者の方でも安心してチャレンジできるでしょう。
仕上げには、好みにあわせて、プラスチックダンボールの表面にシートなどを貼って完成させます。
トイレのDIYの注意点
トイレをDIYでタンクレストイレにする場合も含め、以下の点に注意しましょう。
給水管や接続部分がすぐ確認できるようにする
トイレの本体から壁につながっている給水管や、その接続部分は、水漏れが起こりやすい部分です。
タンクレストイレのDIYでタンクと一緒に隠してしまうと、水漏れの発見が遅れてしまいます。
DIYの際には、定期的に給水管や接続部分が確認できるような工夫が必要です。
DIYした部分の床や壁が濡れていないか確認する
ベニヤ板やプラスチックダンボールでトイレのタンクを隠した場合、水漏れや結露の発見が遅れる可能性があります。
DIYした部分の床や壁が濡れていないか、トイレ掃除などのタイミングでこまめにチェックするようにしましょう。
まとめ
タンク付きトイレを低予算で「タンクレス風」トイレにする方法や、トイレのDIYで気をつけるべきポイントを解説しました。
安価で手軽に手に入る材料でも、工夫次第でトイレをおしゃれな空間に変えることができます。
トイレのDIYはデコレーションやタンクの目隠しなどにとどめておき、便器そのものや給水管を交換するような工事については、無理をせずに専門家に相談するようにしましょう。