安価な木材でDIYをしよう
大手ホームセンターでよく見かける安価な木材といえばSPF材です。SPF材はツーバイフォーやワンバイフォー工法の住宅資材に使用されています。また、材質が柔らかく加工がしやすいことから、家庭で行う木工DIYやウッドデッキのエクステリア資材としてもよく使われる、私たちが馴染みやすい木材です。
サイズにもよりますが、だいたい約200円からと安価ですし、DIYを行う方には手に取りやすい木材でしょう。
今回は、いま巷で人気のおしゃれなホームセンターで、SPF材とサイコロ型角材、そしてアイアンペイントを購入してきましたので、ちょうど欲しかったパソコンモニター台(机上モニター台)を作ってみました。では、パソコンモニター台の作り方をご紹介します。
SPF材の板と角材で簡単!パソコンモニター台の作り方
材料
- SPF材(縦30cm×横52cm×厚み0.9cm)
購入時は横が60cmでしたが、ホームセンターであらかじめカットしてもらいました。 - 角材3個(5cm四方)
- ボンド
- 釘
- ターナー アイアンペイント
- 塗料を入れる容器
- 刷毛
- ハンマー
SPF材をカット
まず、縦30cm×横52cm×厚み0.9cmのSPF材を縦5cm×横52cmにカットします。写真上の板がパソコンキーボード台の高さにあたる部分になり、下の木材が天板になります。台を高くしたい場合はカットする幅を5cm以上にしてみてください。好みの高さにできるのがDIYの良いところです。
天板の縦の長さは25cmなので、上でカットした板も25cmになるようカットします。切れ端がささくれ立つことがありますが、やすりで削り落としておきましょう。
ボンドで組み立てる
我が家のパソコンはモニター一体型なため、そこそこ重たいので、釘だけではなく最初にボンドで接着をします。まず、高さ部分の板を天板に接着させます。両端が終わったら角材で背面部分を作ります。背面だけ角材なのは、のこぎりカットが非常に大変なので、角材で時短をしたかったからです。角材のおかげで安定感のあるモニター台になったはずです。
角材は背面部分に3つ。設計当初は角材を4角においてパソコンモニター台を作ろうとしたのですが、寸法ミスで下にキーボードが入りませんでした。急遽両脇は0.9cmの板、背面にポンポンポンと角材を3つ置くという不思議なモニター台に。それでも使い勝手がよければ問題ナシとしましょう!
厚みが0.9cmなので、なるべく細い釘を使用します。4角に釘を打ち込みますが、少し打ち込みにくかったので電動ドリルで下穴をあけておくと、木割れを防げますよ。角材の場所には打たずにボンド接着のみにしました。釘なしでも角材は安定感があります。
アイアンブラックに塗装
ボンドが乾いたら塗装作業に入ります。木材そのままの色味では味気ないので、今回はアイアンペイントのアイアンブラックで塗装しました。塗料メーカーとして有名なターナーの塗料で、アイアンブラックはアンティーク調の鉄のような質感を出せる塗料になります。おしゃれなホームセンターで見つけ即買いしました。全容量200mlなのに値段は少々高めですが、それでも買ってみる価値あり!マットなのにきらめく質感に惚れ惚れしていまいますよ。
ここでは最後に塗装をしています。作業する前、木材をカットしたら1枚1枚に塗装するほうがムラなく塗れますが、乾かしている間に作業ができなくなるので、最後にしています。
2度塗り&表面に凹凸を残しながら塗ると良いとパッケージには書かれています。あえて木目が見えてもおしゃれだなと思ったので、今回は1度塗りで完成です。
完成!
早速パソコンデスクに設置しました。目の高さにパソコンモニターがあるため、とても見やすくなりました。
そして、キーボードを使わないときはモニター台の下に隠せます。スペースが確保できて一石二鳥です。
自分好みのものが作れる!
DIYは自分の思い通りに、好みのものが作れる楽しみがあります。既成品だと色味や寸法が気に入らなかったりしますが、自分で設計したものは自分で使いやすいように考えたものなので、一番必要としているものが出来上がるかもしれません。自分が思い描くものがある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。