壁のリフォームは世界中で人気!賃貸でもできる壁リフォームの方法を紹介

壁は、アレンジ次第で生活に沢山のメリットをもたらす部位です。しかし、日本は海外に比べると、壁のリフォームに消極的な傾向があります。そこでこの記事では、壁をアレンジすることで得られるメリットと併せて、賃貸でも使えるおすすめの壁リフォームアイテムなどをご紹介します。

日本の住宅は壁リフォームに消極的?

住宅はリノベーション次第で住みやすく作り替えることができます。キッチンルームの壁を撤去してリビングに対面キッチンを設置したり、古民家を現代風にアレンジしたりといったアイデアは、国内で行われるリノベーションの定番となりました。今もなお、斬新で個性的なリノベーションのアイデアが、国内で次々と誕生し続けています。

しかし、日本は海外に比べると「壁のリフォーム」には消極的な傾向があります。アクセントウォールや壁面収納など、おしゃれな壁使いのリノベーション事例なども登場してはいますが、無難な白の壁で仕上げられるケースがほとんどです。賃貸住宅では壁に傷を付けることさえ禁じられているため、壁に画鋲を刺すことに抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。

海外で壁は真っ先にリフォームされる

一方、西洋やアジアなど日本以外の国では、壁はリフォームで真っ先にアレンジされる部位です。壁紙の張り替えやペイントは、もはやリフォームというよりも気分転換のような感覚で行われています。そのため、海外の住宅には住む人の個性が壁に強く反映されており、寝室の壁や天井に人気アーティストの肖像画をプリントしたり、キッチンの壁をショッキングピンクで塗装したりといった、日本であまり見かけないような大胆な壁使いを見ることができます。

このように海外で壁のリフォームが積極的に行われているのは、賃貸住宅のリフォームしやすさも影響していると言えるでしょう。国によっては、賃貸住宅でも入居者の自己責任でリフォームして良いとされており、壁にドリルで穴を空けて棚を後付けしたり、好きな色の塗料でペイントしたりすることも許されています。

壁リフォームはトレンドなだけでなくメリットが沢山

壁のリフォームが海外でトレンドになっている理由は、壁の使い方を工夫することで、暮らしやすさにも住みやすさにも様々なメリットが得られるためと言えます。

壁の棚で収納不足を解消

収納スペースが足りないからと、床置きの棚や箱を次々に追加していると、床の面積がどんどん奪われて部屋が狭くなってしまいます。「もうこれ以上収納を増やせない」と感じた時は、壁のスペースに目を向けてみましょう。ウォールシェルフや吊り戸棚を壁に取り付ければ、床の面積を失わずに収納を追加することができます。

ただし、壁に取り付けた収納は床置きの家具と違って、一度取り付けると移動が難しくなります。壁に収納を追加する時は、普段生活する時の動きをシミュレーションし、使いやすい位置を見極めることがポイントです。

壁に手を加えると空間にメリハリが生まれる

壁に物が何もなかったり、真っ白のままだったりすると、物や色がある床に視線が誘導されます。すると、部屋の下半分が目立って見え、上半分の空間にどこか物足りなさを感じてしまうでしょう。

このような時は、壁に絵画を飾ったり、部分的に色を変えてアクセントウォールにしたりすることで、視線を部屋の上部分に分散させることが可能です。その結果、空間にメリハリが生まれ、インテリアがぐっとおしゃれに見えるようになります。

色の心理効果を使って暮らしがもっと快適に

色は、人の心理状態に様々な影響を与えます。リビング、寝室、子供部屋、キッチン、お風呂など、部屋の使い方に合わせて相性の良い色を選んでみましょう。

例えば、水色には脳を落ち着かせ、集中力を高める効果があります。この効果を利用して、仕事部屋や勉強部屋などに水色を取り入れてみると、集中力が増して作業や勉強の効率アップが期待できます。あるいは、キッチンの壁やカウンターをグレーにして、海外のレストランのようなモダンな雰囲気にしてみても良いでしょう。食器や調理小物も、グレーが持つ色の効果でおしゃれに見えるようになり、家事や食事の時間が普段よりも楽しくなるかもしれません。

日本の賃貸住宅でも使えるトレンドな壁リフォームアイテム3つ

海外で蓄積された壁リフォームのノウハウは、日本にも徐々に普及しつつあります。以下からは、賃貸住宅でも使える人気のリフォーム用壁材を3点ご紹介します。

壁リフォームの救世主「ディアウォール」

ディアウォールとは木材の両端に取り付ける部材のことです。ディアウォールを取り付けた木材は、突っ張り棒の要領で、部屋の好きな場所に柱として設置できるようになります。間隔を開けて2本のディアウォール柱を設置し、板材を固定すれば、穴を空けてもペイントしても良い、自由に使える壁の完成です。

部屋の好きな場所へ簡単に設置でき、かつ賃貸住宅でも使えることから、ディアウォールはDIYのマストアイテムとして一気に知られるようになりました。

賃貸にも嬉しい「貼って剥がせる壁紙」

住宅用クロスの張り替え工程をおおまかに説明すると、「古い壁紙の剥がし作業→下地の処理→貼り付け」となりますが、シワができたり下地を傷めたりしやすく、熟練の技術がなければ非常に難しい作業です。

しかし、シールタイプの貼ってはがせる壁紙であれば、専門の道具や技術がなくても簡単に壁に貼ることができます。剥がしても下地を傷めないため、賃貸でも使用が可能です。また、「リフォーム後にトイレだけ壁紙を変えたくなったけど、またリフォーム業者を呼ぶのが面倒」という時でも、気軽に壁アレンジに踏み切ることができます。

ペイントを楽しみたいなら「塗料の下地用壁紙」がおすすめ

壁紙ではなく、塗料で壁をペイントしたいという方には、「塗料の下地用壁紙」がおすすめです。下地用壁紙ごと剥がせば元に戻せますので、賃貸でも気軽に塗装リフォームを楽しむことができます。

また、下地用壁紙は、表面がツルっとしている素材を塗装したい時にも役立ちます。通常、つるつるした素材に塗料を塗る時は、表面をやすりで磨いて粗くしたり、専用の下地材を塗ったりしなければ塗料が弾かれてしまいます。しかし、下地用壁紙を貼った場所は、どんな素材でもすぐに塗料を塗れる状態になりますので、表面がコーティングされているキッチンや、タイル材で覆われている壁なども塗装できるようになります。

おわりに

部屋の四方を囲み、床よりも面積が大きい壁は、家の中でも特にアレンジしがいのある部位であり、リフォーム後に最も効果を感じやすい部位でもあります。今回ご紹介したトレンドな壁リフォームアイテムを使って、お住まいの壁を自由にアレンジしてみましょう。

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