
リラックスさせる効果のある観葉植物。ホッと一息眺めるだけでリラックスでき、お部屋のおしゃれなインテリアとしても重宝しますよね。
お部屋に植物を置きたいけど虫がわかないか心配、毎日水やりするのは大変そうという方には「水耕栽培」がおすすめです!そこで今回は水耕栽培容器のDIYアイデアを4つご紹介します。
水耕栽培とは?
水耕栽培とは、土を使わずに水で植物を育てる栽培方法です。土で栽培する土耕栽培よりも虫が発生しにくく、水やりの手間が少ないのが特徴。お部屋の中で観葉植物を育ててみたいけど虫や土で汚したくない、頻繁に水やりできるか不安といった方にピッタリの栽培方法です。
水耕栽培では下記のような植物が育てられます。
- 球根(チューリップ、スイセンなど)
- 野菜(レタス、バジル、イチゴ、トマトなど)
- 多肉植物(サボテン、アロエなど)
このほか、食べ終わったアボカドの種やパイナップルの葉、ニンジンのヘタも観葉植物として育てることができます。
水耕栽培容器のDIYアイデア
市販の水耕栽培容器やキットもありますが、自分でも簡単にDIYできます。今回は「ペットボトル」「綿とプラコップ」「ガラスポットとハイドロボール」「お茶パックとパーライト」の4つの方法をご紹介します。
ペットボトルで水耕栽培容器をDIY

ペットボトルに穴をあけて、植物をin!根だけが水につかるようにすれば、簡単水耕栽培容器の完成です。

もっと水替えを楽にして、見た目を良くした水耕栽培容器がこちら。
ペットボトルの上側が下側よりも短くなるように切ります。上側をひっくり返して、下側にはめ込んでください。上側を持ち上げれば簡単に水替えできます。

ペットボトルの口が下向きになり、茎を支え、根っこが下にまとまって伸びるようにサポートしてくれます。ペットボトルの切り口が気になるときは、アイロンでフチを溶かして丸くすると安心です。
植えたい植物が細くて底に落ちるときは、スポンジを丸めて茎を支えましょう。スポンジとペットボトルならお家にあることが多いので、コストをかけずに水耕栽培容器を作れます。
綿とプラコップでDIY

土の代わりに綿を使って植物を支える、水耕栽培容器です。マグカップやグラスでも良いのですが、おすすめはプラコップ。透明なので植物の根の生長も見えますし、万が一落としたときも割れません。安くて種類も多いので好きな形・大きさが選べます。

根が綿の中を這い、程よく絡まるので水分を全体的に吸わせることができます。綿のふわふわ感がおしゃれで、ホワイトカラーの清潔感もあります。
ガラスポットとハイドロボールでDIY

ハイドロボールとは水耕栽培用に人工的に作られたボール状の石。水耕栽培の定番アイテムです。
ガラスポットにハイドロボールを入れて植物を植えれば、見た目も美しく安定感もバッチリ!土の色をイメージさせるブラウンカラーなので、よりナチュラルに楽しみたい方におすすめです。
お茶パックとパーライト

お茶パックの中にパーライト入れて植物を植えます。あとは少し深さのあるお皿やカップに入れるだけ。
お茶パックに水が染み込んで、水分が全体的に行きわたります。ひょいっと持ち上げれば水替えも楽チン。大きめのお皿にまとめて並べて飾ることもできます。
パーライトは火山岩や珪藻土を高熱処理してつくられた白い石。水の容量でどうしても重くなってしまう水耕栽培ですが、パーライトを使えばかさまししつつ重さを抑えることができます。
ぷっくり感がかわいくておしゃれ!多肉植物を育ててみよう

水耕栽培では多肉植物を育てることもできます。水をため込んだ肉厚な葉が印象的です。お花やハーブといった植物よりは生長が遅いですが、生命力が強く、ちょっとやそっとでは枯れません。
3か月以上水をあげなくても、葉に蓄えた水分で生き残ることもあります。長い間水やりを忘れてしまっても心強いですね!
食も楽しむ!まずはレタスやバジルなど葉物類から

レタスやバジルなどの葉物類は水耕栽培に向いています。多肉植物よりも生長が早く、ニョキニョキと伸びる様子が目に見えて分かります。
茂ってきたら、ちょこちょこ摘んで収穫しましょう!インテリアとして飾る、食材にして食べる、2つの楽しさを味わえます。
水耕栽培の注意点
根の上部は水に漬けないほうがいい
ある程度根が伸びてきたら、根の上側を空気に触れるようにしてください。丸ごと水に漬けると窒息して枯れてしまいます。
根の下部から水を吸い上げ、上部では呼吸できるように配置してあげましょう。
水替えは水が汚れてきたら(週に1~2回)
毎日水を替える必要はありません。水が汚れてきたなと感じたら新しい水に取り替えてください。目安は週に1~2回。こまめに取り換えて、新鮮な水を吸わせてもOKです!
なるべくお日様の当たる場所で
種類にもよりますが、ある程度の植物はお日様が大好きです。室内でもなるべく日の当たる場所で育ててあげてください。
もし日当たりが良くない場合は、時間を決めて外で日光浴させる、LEDライトを当てると元気に育ちます。
水耕栽培容器をDIYして、お部屋に植物を飾ろう!

土を使わない水耕栽培は虫の心配が少なく、見た目も清潔感があります。毎日水やりしなくて良いのも魅力です。 最も簡単な水耕栽培容器は、ペットボトルに穴をあけるだけでDIYできます。室内のインテリアにピッタリの栽培方法なので、ぜひ試してみてくださいね!