藤孝建設株式会社/fujitacaリノベーション インタビュー

藤孝建設株式会社/fujitacaリノベーション
代表/一級建築士 佐藤 創史(中央)
一級建築士 田中 雄介(左)
ゼネラルマネージャー/宅地建物取引士 阿部 哲(右)

3人の誰がいなくても成り立たない・・3人が共存することでより良いリノベーションを・・fujitacaリノベーションの魅力に迫ります。


インタビュアー monocla株式会社 代表取締役社長
山田 真史
ホームページがとても可愛くどんな人たちなんだろうととても興味深いなかご訪問させてもらいました。ホームページの印象のとおりとても暖かい方々で終始笑いながらのインタビューとなりました!

暮らしのすべてを提案し、より良い生活を提供したい

山田
まずは、御社の沿革と事業概要をお聞かせください。

佐藤
1969年に街の工務店として祖父が創業しました。3代目の僕が住宅・店舗・事務所のリノベーションをメイン事業に据えるようになって7年目。古くなった建物を改修するだけの設計・施工にとどまらず、その先にあるものを模索しながら広げていこうと考えています。

お客様には「暮らしのすべて」を提案してインスピレーションや想像力をフルに掻き立てていただき、より良い生活を提供していくつもりです。

山田
半世紀余りもの実績を誇る老舗ですね。ご自身は大手リノベーション企業で経験を積まれたとお聞きしましたが、御社の経営を引き継いだ後の事業展開を見据えてらっしゃったのでしょうか。

佐藤
父の跡を継ぐ気は全くないまま、自然とリノベーション業界で働き始めました。ただ、30歳を過ぎた頃に家業の先行きを案じるようになり、「自分ができることをやってみよう」と決断したという経緯です。

間取りありきはNO! お客様のライフスタイルを最優先

山田
「暮らしのすべて」というのはかなり幅広い印象ですが、現時点では具体的にどんな提案をなさっているのですか。

佐藤
例えば、間取りありきで設計を始めるのではなく、まずは「どんな生活をしたいのか?」をイメージしていただくようにしています。

その上で「本当にここに収納スペースが必要か?」「洗面室には洗面化粧台と洗濯機置き場を必ず配置しなければならないのか?」といったことを突き詰め、お客様が望んでらっしゃるライフスタイルに最適な間取りを決めるのが特徴です。

山田
確かに、間取りの相談から入る一般的な打ち合わせでは、ユーザーが本当に暮らしたい家にそぐわない設計になってしまいがちですよね。

佐藤
打ち合わせでは、僕自身の気持ちや考え、リノベーション業界の常識のようなものを無意識のうちに押し付けてしまわないようにも意識しています。

1人1人のお客様が求めてらっしゃる暮らしに本気で向き合い、理想的な形を考え抜くことで、リノベーションの可能性を大きく広げられる会社であり続けたいですね。

※上記は施工後のお客様にプレゼントしている施主様宅の手書きの絵(阿部さん作)

山田
なるほど。お客様との対話を重ねる上で注意されていることはありますか。

佐藤
リノベーションの打ち合わせは、とにかく「これはできるけれど、これは無理」という話になりがちですが、そのような考え方は極力排除しています。

お客様とは「どんな家具が好きですか?」「家の中では毎日どのような時間を過ごしていますか?」「新しい住まいで想像するのはどんな暮らしですか?」といった切り口で対話し、徐々に具体的な形に凝縮して落とし込むという方法で打ち合わせを重ねています。

まさに黄金の三角形、「fujitaca三銃士」の強みとは?

山田
ユーザーにとっては、リノベーションで何ができるか分からないという不安もあるでしょうから、コミュニケーションをしっかり取った上で形にしてもらえるのは本当にありがたいのではないかと思います。その半面、打ち合わせにはかなりの手間を要するといった苦労はありませんか。

佐藤
以前は僕と田中の2人体制で、それぞれの案件に対してマンツーマンでプロジェクトを進めていたのですが、1人の目線だけでお客様の理想の暮らしを完璧に具体化するのは限界を感じていたのも事実です。

でも、2021年3月に組織開発・人材育成関連のコンサルタントとして活躍していた阿部が加わってからは、お客様の意図をより多く引き出せるようになりました。

それらを1級建築士である僕と田中のリノベーションの知識とミックスさせることで、自分たちの理想とする形でプロジェクトを進めることができています。

山田
3人体制で、うまく役割を分担できるようになった効果が表れているのですね。

佐藤
プランをつくるまでのヒアリングや契約周りのことなど設計・施工監理以外のサポート業務は阿部が一手に担当しています。今は阿部が受け持っている仕事を僕と田中がやろうとすると、どうしても設計する側の気持ちを拭い切れず、お客様の本当の思いを聞き出しづらいと感じることがありました。

そのような課題を解決するため、僕と田中は設計に集中し、それ以外の仕事は思い切って阿部に任せるシステムに変えたということです。

隙のない役割分担が安心・信頼を生み出す好循環

山田
結果的に提案内容の幅が広がったというのは、お客様にとってのメリットも大きいのではないでしょうか。3人が力を合わせてプロジェクトを進めてらっしゃるというのは、御社の強みだと感じます。

佐藤
3人体制になってからは、1つの案件に対して必ず全員が関わるようにしています。お客様の志向や当社の状況に合わせて分担は変わっていきますが、例えば、全体的な設計に関しては僕が、家具の相談には阿部が、設計の細かな寸法については田中が対応するというように、それぞれが自分の得意分野をカバーしているのが強みです。3人が一丸となって取り組んでいるという気持ちが伝わることで、お客様にとってもより大きな安心感につながっていると思いますね。

また、これだけの人数しかいないので、フットワークも軽くなければ意味がありません。少人数だからこそのスピーディーな対応も当社の強みだと思います。

どうしても、リノベーションはオーダーメイドの要素が強く、設計時には想定しきれなかったこともたくさん出てきます。

そんなときは、なるべくお客様とコミュニケーションを行い、説明をしながら、その場でどう解決していくか考えていけるようにしています。そのために、お客様と向き合う時間を増やすために社内の業務の仕組みなどを整え、臨機応変に動くことができるスケジューリングにも注意を払っています。

田中
3人体制の話に戻りますが、1人で設計をしていたときは、自分の視野が狭くなりがちでした。今は「こうしよう」と思ったときに「こんな方法もあるのでは?」と言ってもらえることもあるので、非常にやりやすいですね。

そのようにして出てきたアイデアが、実は正解だったということも少なくありません。広い視野を持って柔軟な設計ができるというメリットは、お客様にも伝わっていると思います。

阿部
建築士の2人を活かし、どんな体制で仕事をすれば当社のバリューが一番大きくなるかを考えました。その結果が現在の役割分担です。3人で力を合わせた方が、お客様を喜ばせることができる機会が増えると感じています。

それぞれが自分の得意分野でお客様に自信を持って対応できるからこそ、お客様にも安心・信頼してもらえるという好循環が生まれるはずです。だから、今は非常に良いサービスを提供できていると思いますね。

アイデアを補い、共有し合った成果を物件に還元

山田
3人のバランスが非常に良く取れている印象ですね。社内に1級建築士が2人もいるというのも、かなり大きいアドバンテージだと思います。

佐藤
以前は僕と田中がそれぞれ「個人商店」のような形でプロジェクトに取り組んでいたのですが、建築士ではない阿部が入社したことで活発な意見交換ができる環境が整いました。

3人体制になってからは、物件写真を使って自分が手掛けた部分を発表し合い、「こういう設計をしたのか」「なぜ、そうしたの?」というやり取りも生まれています。そうして出てきたものを、みんなで共有できるようになったのが良かったですね。

田中
2人が繰り出すリノベーションのアイデアを見ていると、「こういう収め方をするのか」という新鮮な驚きもあります。そのように多様な提案がある方が、お客様にも喜ばれるのではないでしょうか。

山田
互いに発見があり、自分のプランニングの糧として吸収し合えるというのは、素晴らしい関係性ですね。施工に関して、御社ならではのプロセスはありますか。

佐藤
特別なものは存在しませんが、ご希望のお客様には簡単なDIYを楽しんでいただけるようにしているのが特徴です。僕たちと一緒に珪藻土や漆喰の壁を塗ったり、タイルを貼ったりして、住まいへの愛着をより深められる機会を創出しています。

噛めば噛むほど…3人の魅力はスルメのような味わい⁉

山田
ここまでのお話から、御社の最大の魅力は少数精鋭のこの3人がいらっしゃるということではないかと考えています。皆さんの関係性を一言で表すなら、どのような言葉が相応しいでしょうか。

佐藤
我々の仕事は、3人のうち誰が欠けても成立しないサービスです。3人が今まで歩んできた経験や知識をフルに活用しながら、いいリノベーションを提供していきたいと強く思っています。

3人でつくりあげるこの空気感を一言で表すことはとても難しいのですが、とにかく「正直でありたい」「心地よい空間をつくりたい」という思いはブレないと思います。

たまにお客様から「スルメのように噛めば噛むほど味が出ますね」と言われることもあったりします(笑)

一方で、私達もまだまだ実力不足な面もたくさんあります。長いことリノベーションに携わっていた僕と田中でも、毎日が発見ばかりです。使ったことのない設備や素材、テイストなどたくさんあるのですが、お客様のご要望にお応えできるよう知恵を絞りながら、試行錯誤を重ねていきたいと思っています。お客様にご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、より良い家づくりのためお客様と一緒に協力してつくりあげていければと思います。

山田
どの分野においても日進月歩、日々進化していきます。そうした中で持っているノウハウに固執し提案の幅を狭めるのではなく、一緒にいい家づくりをしていける環境は良いものだと思います!ありがとうございます。

話は変わりますが、貴社のホームページってとてもかわいいですよね。

fujitacaリノベーションのホームページはこちら

佐藤
阿部が描いた温かみのある素朴なイラストを多用したホームページのデザインも「かわいい」と言っていただくことが多いですね。

実際にご覧になってから来ていただいたお客様は、僕たちに柔らかいイメージを持ってくださっているので、初対面でも堅くならず打ち合わせに入ることができています。

山田
私自身実際にお会いさせていただき、皆さんはそのイメージ通りだということがよく分かりました!最後に、monoclaに期待されていることがあればお聞かせください。

阿部
他のリノベーションのサイトやリフォーム会社のホームページの担当者とお話しさせてもらう機会もあるのですが、僕たちのホームページのデザインの印象に合わなかったり、ホームページのリンクを貼れなかったりする媒体もあります。

monoclaさんのサイトは自由な上、デザインがとても優れているので、若い人たちも「リノベーションをしてみたい!」と思えるのではないでしょうか。

そこからいろいろな出会いにもつながればいいと考えているので、これからも本当に使いやすくて良質なサイトであり続けてほしいと期待しています。

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