家族の生命と財産を守ろう!侵入者を寄せ付けない防犯リフォーム・リノベーション


マイホームの大きな役割は、かけがえのない家族の生命と財産を守ることです。安心できる暮らしは、安全な環境なくして実現できません。あの手この手で忍び込もうとする侵入者を寄せ付けないために、私たちはどう備えるべきでしょうか?住まいのセキュリティー向上には、防犯目線のリフォーム・リノベーションが効果を発揮します。

全国で1日86件の侵入窃盗が発生

「外出時は、玄関ドアも窓も必ず鍵を掛けているので大丈夫」
「近所に家に泥棒が入ったなんて聞いたことがないから心配ない」
そう思い込んでいませんか?

では、侵入窃盗は実際にどのくらい発生しているのでしょうか。

警察庁の統計によると、2018年に発生した空き巣などの侵入窃盗は全国で6万2,745件が認知されました。件数そのものは16年連続で減少しましたが、1日当たり86件もの被害が出たことになります。

注目するべき点は、侵入窃盗の発生場所の大半は住宅であるということです。これは毎年変わらない傾向で、2018年も住宅が対象となった侵入窃盗は3万1,505件と全体の半数余りに上ります。

被害住宅の4割超が一戸建て

さらに、この統計で被害に遭った住宅の内訳を見ると、一戸建てが42.5%と突出しています。共同住宅は16.0%(3階建て以下11.9%、4階建て以上4.1%)でした。

さて、侵入窃盗を許さない住宅とは、どんなものでしょうか残念ながら、完璧に防ぐことができる家屋はないと言えます。

しかし、「泥棒に嫌われる家」、すなわち「侵入しにくい家」をつくることは可能です。防犯性能を高めて侵入をできるだけてこずらせれば、周囲の目を気にする犯人に犯行をあきらめさせることができるかもしれません。

最多の侵入口は窓!鍵とガラスのリフォームを

まず、防犯性能の改善に効果的なのはガラス窓です。2018年の警察庁の調べでは、住宅に対する侵入手段で目立ったのがガラス破りでした。一戸建てでは37.7%、3階建て以下の共同住宅でも32.0%が被害に遭っています。

さらに、無施錠でガラスを割る必要がなかったケースと合わせ、一戸建ての57.6%、3階建て以下の共同住宅の53.3%が窓から侵入されました。言い換えれば、窓を堅牢にすれば侵入を防げる確率が格段に高まるのです。

実は、日本の住宅の窓に取り付けられている鍵のうち、最も多いのがクレセント錠です。「クレセント」の名前通り三日月のような半円形の形をした締め金具で、アルミサッシなどの窓の内側に設置されます。

ただ、クレセント錠はもともと防音性などの向上を目的に、窓ガラスを密閉させるためのものでした。クレセント錠をかけておけば室外から窓を開けることはできませんが、ロック機構そのものはスイッチやスライド式の単純な装置が付いているだけです。

ドライバーなどでクレセント錠の周辺のガラスを割り、外側から手を差し込めば、数分もかからずに解錠できてしまいます。

警察庁の侵入者プロファイリングでも、犯人が侵入した家を選んだ理由は「クレセントを外せば入れる家が多い」が「人目に付きにくい家だから」などを上回り、最多でした。

こうした状況を背景に、近年はダイヤル暗証番号式や鍵付きのクレセント錠も普及しています。クレセント錠とは別に、サッシのレールなどに補助錠を取り付けるのも有効です。

アラーム、フィルムなども効果あり

鍵だけではなく、窓が振動すれば警報音が鳴る防犯アラームも取り付けが簡単で効果的です。

窓ガラスに防犯フィルムを貼るだけでも、ガラスを割れにくくできます。2枚の板ガラスの間に強じんな樹脂を挟み込んで割れにくくした防犯合わせガラスも販売されています。

なお、防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議が防犯建物部品と認めた製品には「CPマーク」が貼付されています。機会があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

玄関ドアの防犯強化も忘れずに

窓ガラスと同様、住まいの防犯対策で欠かせないのが玄関です。警察庁の統計でも、玄関からの侵入は一戸建てで18.2%、3階建て以下の共同住宅で34.8%に上ります。4階建て以上の共同住宅では、窓からの侵入より多い54.1%に達しています。

侵入の手口には、特殊な工具を使ってドア錠を開ける施錠開け、バールや電気ドリルなどを使ってこじ開けるドア錠破りがあります。

窓と同様、施錠を忘れたまま外出するのは論外ですが、施錠開けの方法で知られるサムターン回しは室内側のサムターンにカバーや鍵を取り付けることで防げます。サムターン自体を外せてしまう玄関ドアもあります。

また、鍵穴に特殊工具を差し込んで解錠するピッキングにも注意が必要です。鍵穴のないカードキーや暗証番号を入力する電子ロック、鍵の側面が刻まれていないディンプルキー、鍵穴が狭く内部構造も複雑なロータリーシリンダーの取り付けが有効です。

さらに、ドアの高い位置、あるいは低い位置に補助鍵を設置すれば、侵入者にとって解錠作業がしにくくなります。このほか、鍵穴に特殊工具を入れた場合の振動に反応して警報音が鳴るピッキングアラーム、ドアとドア枠の隙間を埋めてこじ開けられないようにするガードプレートの取り付けもお薦めです。

玄関付近のリフォームでドアを交換する際は素材やデザインばかりに目が向きがちですが、防犯性能もしっかり考慮しなければなりません。

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「5分」の攻撃に耐えられる建物部品を!

財団法人都市防犯センターの資料によると、侵入作業にてこずった犯人が犯行をあきらめるまでの時間は「2分以内」が17.1%、「2分を超え5分以内」が51.4%でした。

つまり、窓やドアの鍵といった建物部品が5分耐えることができれば、70%近くの犯人は侵入を断念するということになります。一目見ただけで防犯性能が高い建物部品が取り付けられていることが分かれば、その家には侵入しようとさえ思わないでしょう。

外構の防犯機能を強化すれば侵入意欲を失わせることができる?

「建物のガードを固めたので、もう安心」そう考えるのは、ちょっと待ってください。外構にも、住まいの防犯性能を高める上で見直すべきポイントがあります。

例えば、留守であることを知られないよう住宅の門や塀、生垣をむやみに高くするのは危険です。不審者が敷地に入ってしまえば、外からは目に付きにくくなってしまうからです。

さらに、敷地に侵入しにくいと感じさせる上では、閉めた際に自動で施錠される電子錠付き門扉の設置、車庫などのシャッターを手動で開閉できない電動式にするといった対策が有効です。

門扉の鍵をピッキングが困難なシリンダー錠に交換するだけでも防犯意識の高さをアピールできます。門扉の鍵まで防犯対策が行き届いているとなれば、犯人は住宅どころか敷地に入ることさえあきらめるかもしれません。

また、顔を見られたり覚えられたりするのを嫌がる不審者を遠ざける上では、インターホンの機能強化も重要です。インターホンのチャイムを鳴らして家人の留守を確かめる侵入者も多いため、カメラ付きの製品は威嚇効果があると言えます。訪問者の顔を録画できる機種も検討すると良いでしょう。

家の中に入り込ませないことが大切

もう1つ大切なのは、敷地内に足を踏み入れた不審者を家の中に入り込ませないことです。侵入口を探して動き回る不審者を、ただちに発見できる環境を整えなければなりません。

ここで、侵入犯の心理を考えてみましょう。外からの目を遮断できる塀は、身を隠すのに好都合です。一定の人通りがある道路や隣家に面している場所なら、網目状など見通しの良いフェンスで囲んだ方が良いでしょう。

万一、敷地に入られた場合に備え、自宅の周囲に人感センサー付きの照明器具を設置しておけば安心感が増すはずです。庭や勝手口など普段は死角になりやすい部分も、明かりが点灯することで侵入者に気付きやすくなります。留守にしている場合も、ライトが突如光れば不審者を撃退できるかもしれません。

このほか、歩くと大きな音が鳴る防犯砂利を家の壁に沿って敷き詰めておくのも手軽な防犯対策です。

まとめ

このほか、歩くと大きな音が鳴る防犯砂利を家の壁に沿って敷き詰めておくのも手軽な防犯対策です。

公益社団法人日本防犯設備協会が公表しているデータによると、住宅を対象とした侵入窃盗の検挙率は60.7%(2018年)です。つまり、10件のうち4件は犯人が捕まらず、被害者は泣き寝入りしていることになります。

また、侵入窃盗の約70%は空き巣ですが、それ以外は家人の在宅中に発生しています。犯人と鉢合わせした家人が危害を加えられたケースもあるため、まずは侵入される可能性を極力排除する家づくりが大切です。住まい全体の防犯性能を高めるリフォームで、安全・安心な暮らしを手に入れましょう。

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