古民家をリノベーションするメリットと注意点について


自分の家を持つことを考え始めた時に、まず考えなくてはならないのが、新築にするか中古にするかの決断でしょう。そして、中古にすると決めた時にさらに考えなくてはいけないのが、一戸建てかマンションかの選択になるでしょう。

今回ご紹介したいのは、一戸建ては一戸建てでも、相当古い、いわゆる古民家と呼ばれる中古住宅のことです。「何でわざわざ古民家に?」と思われるかもしれませんが、実際に古民家をリノベーションして住居や店舗に利用している事例も多く、メリットも少なくありません。

古民家リノベーションの魅力とは

地方の県道などを車で走っていて、古民家をリノベーションした和食レストランが目に留まったことはありませんか。

歴史を感じさせる外観ですが、小綺麗にしていてどこか垢抜けた印象もあります。店内に入ってみると、外観とのギャップにまず驚かされます。すっかりリノベーションされていて、洗練された今風の仕上がりになっています。突き抜けるほど高い天井、黒光りする太い梁、古民家特有の構造をうまく「見せて」います。

喧騒を離れ、心の癒しを求めてリノベーションした古民家に住む、奇抜な考えかもしれませんが、実際にそうする人も増えているのです。

古民家の定義とは?

古民家についてはっきりとした定義はありません。国が制定する文化財登録制度においては「50年以上」というのが対象条件になっていますが、今回取り上げているのはただ古いだけの家のことではありません。リノベーションして住む、あるいは店舗として活用するに値する、独特の構造や特徴を持った家のことです。

リノベーションに適した古民家の特徴とは

リノベーションして再生させる価値のある古民家の特徴とはどんなものがあるでしょう。

・茅葺や草葺きなどインパクトのある屋根

・広々として使い勝手の良い縁側

・高い天井

・柱や梁などの立派な材

・周囲の自然と建物の親和性

・リノベーションで活用しがいのある土間

・愛好家の多い囲炉裏

ざっと思いつくだけでもいろいろありますね。

こうした特徴を持つ古民家を、その構造を活かしつつ、現代に通用する設備やインテリアを備えさせ、楽しみながら、かつ快適に過ごすことができる。それが古民家リノベーションの最大の魅力と言えるでしょう。

古民家リノベーションのメリットとは

太い構造柱などをそのまま使える

古民家リノベーションの最大のメリットはこれではないでしょうか。物件にもよりますが、古民家には、今では手に入らないような太い立派な柱が使われていることがあります。

もちろん構造的に必要なものなのですが、古民家リノベーションではあえてこの柱を「見せる」ことで、インテリアの柱としても活用できます。太い柱に守られて、安心感に包まれて日々を過ごせます。

柱と並んでもう一つ魅力なのが、への字型に曲がった太い梁でしょう。古民家の天井を見上げると、端から端まで太くて長い梁が渡されています。天井を眺める。古民家の醍醐味がそこにあります。

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天井が高い

古民家を改造した宿泊施設に泊まったことはありませんか?

居間には囲炉裏があり、そこで晩ごはんをいただく。囲炉裏から立ち昇る煙を眺めていると、それがなかなか天井に届かない。4mも5mも、それ以上あるような壮大な造りの家もあります。

「天井高は2.7mもあります!」

住宅会社は天井高を競い合う傾向にありますが、古民家の天井高には遠く及びません。

もちろん、良いことばかりではありません。古民家の天井の高さを楽しみながら快適に暮らすには、現代の断熱機能が不可欠です。そうでないと、冬場に耐えがたい寒さに襲われることになります。古民家のメリットを生かすことに加えて、現代の我々にとってデメリットとなる古民家の特徴を改善・解消することも、古民家リノベーションの目的と言えます。

古民家リノベーションのデメリット

立地の問題

古民家に住みたいけど不便な場所は嫌だ、という方には、古民家リノベーションは不向きかもしれません。ここまで述べた古民家の特性上、好立地にはなかなか物件がありません。古民家を探すなら、その点には目を瞑るしかありません。たとえ物件があったとしても、広い庭があるとか閑静な住宅街でなければ、古民家の良さが生きません。

断熱工事にお金がかかる

先述しましたが、これは致し方ありません。昔の家ですから、冬はどうしても寒くなります。昔の人のように寒さに強くなれたら良いのですが、こればっかりはどうにもなりません。しかし逆を言えば、そこをうまく改善できるところに、古民家リノベーションの大きな価値があります。快適さと住み心地、両者を両立させうる技術力のあるリノベーション業者を選びましょう。

制度や資格に見る古民家の存在

古民家鑑定士試験

一般にはあまり知られていないと思いますが、「古民家鑑定士」という資格試験があります。一般財団法人職業技能振興会が実施しているもので、古民家鑑定士の有資格者は、古い民家の保存、活用、再利用を目的に、建築的、ならびに環境保全の見地から、ユーザーに対して適切なアドバイスを行える能力を有することが証明されます。

一般財団法人職業技能振興会のサイトはこちらになります。

http://www.kominkapro.org/

国土交通省認可団体

国が設ける住宅リフォーム事業者団体登録制度という制度では、全国で15の団体が登録されており、この中に一般社団法人全国古民家再生協会があります。設立の目的としては、やはり古民家の保護や再生、活用の促進にあります。古民家のリノベーションに興味があるのであれば、一度そうしたところに相談してみるのも良いでしょう。

まとめ

一般的な中古住宅を購入してリフォームやリノベーションをするのももちろんおすすめですが、古民家リノベーションは、生活を一変させるような大きなインパクトを持っていると言えるでしょう。

「中古住宅はなんとなくいや・・・」と思われる方も、古さを突き抜けた古さ=新しさ、という面もありますので、簡単なことではありませんが、選択肢の1つに加えてみるのも面白いかもしれません。

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