畳の和室をフローリングに張り替える場合、工事費用は部屋の広さ、フローリング材、戸建かマンションかによって変わります。今回は2種類のフローリング材を中心に、床材のリフォーム費用の目安について解説します。
近年、日本の住宅の洋室化に伴い、和室の畳をフローリングに張り替えるご家庭が増えています。
畳の和室をフローリングに張り替える場合、工事費用は部屋の広さ(畳数)、フローリング材、戸建かマンションかによって変わってきます。
今回は、価格が変動する大事な要素である2種類のフローリング材を中心に、畳からフローリングへ張り替えるリフォーム費用の目安について解説します。
リフォーム費用を左右するフローリングの種類
フローリング材は大きく分けて「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2種類があります。部屋の広さが同じでも、フローリング材の違いで工事費用に5万~10万円ほどの差が生じます。
ここでは、2種類のフローリング材について詳しく見ていきましょう。
複合フローリング
複合フローリングは、複数の木材を接着剤で張り合わせた合板の上に、天然木の化粧材を張りつけた床材のことです。
使用する化粧材によって「挽き板」と「突き板」と「シート」の3つのグレードに分けられます。
材料費+施工費で1平米あたり7,000~2万円が相場で、価格帯はグレード、板の厚み、仕上げ方法などで変動します。
無垢フローリング
無垢フローリングは、オーク、パイン、ヒノキなどの天然木を丸太から切り出したままの状態で使用する床材です。
天然木ならではの踏み心地や温かみがあり、室内の湿度を調節する調湿効果もあります。
材料費+施工費で1平米あたり1万3,000~2万7,000円が相場で、木材の種類、木目、節の有無によって変動します。
畳からフローリングへの張り替えリフォームにかかる費用
畳からフローリングの張替えリフォームにかかる費用を、部屋の広さとフローリング材で分けた価格帯は以下のとおりです。
4.5畳 | 6畳 | 8畳 | |
複合フローリング | 約10~14万円 | 約16~18万円 | 約22~25万円 |
無垢フローリング | 約13~17万円 | 約21~25万円 | 約30~35万円 |
マンションの場合は階下に対する騒音問題の配慮として、防音性能を持つフローリングを使用する必要があるため、工事費用が戸建より5万円ほど高くなります。
まとめ
畳からフローリング材に張り替えるリフォームは、時間さえかければDIYでもできてしまいますが、やはりプロに依頼したほうが仕上がりは美しく、安全に施工できます。
リフォームを依頼する業者は、フローリング材張り替えリフォーム工事の実績が豊富な地域密着型の施工業者がおすすめです。