寝室は、1日のうち最も長く過ごす部屋です。居心地の良い寝室にして英気を養うためにも、リフォームの際は「快適さ」を重視しましょう。今回は、寝室のリフォームにかかる費用相場・工事期間と注意すべきポイントを解説します。
寝室は1日のうちで過ごす時間がもっとも長く、快適な睡眠を取るための大切な空間です。
居心地の良い寝室にして英気を養うためにも、リフォームの際は「快適さ」を念頭に置いて検討しましょう。
今回は、寝室のリフォームにかかる費用相場・工事期間と注意すべきポイントを解説します。
寝室のリフォームにかかる費用相場・工事期間
寝室が洋室であるか、和室であるかによって、リフォームの費用や期間は変わってきます。
いくつかの寝室のリフォーム事例を取り上げながら、工事にかかる費用の相場をご紹介します。
【洋室】クロスの張り替えリフォーム
費用相場 | 1,000円~1,500円/㎡ |
工事期間 | 1日 |
手軽なリフォームながら、寝室の雰囲気をガラリと変えることができるクロスの張り替え。壁紙クロスのグレードにもよりますが、たとえば、寝室が6畳の場合、約34,000~50,000円が費用の相場です。
DIYでもできるリフォームですので、プロに依頼した場合は、半日~1日程度で張替えが完了します。
【洋室】フローリング床の張り替えリフォーム
張り替え工法 | 重ね張り工法 | 工事期間 | |
フローリング→フローリング | 9万円~18万円 | 6万円~14万円 | 1~2日 |
フローリング→クッションフロア | 4.5万円~10万円 | 4万円~5.5万円 | 1~2日 |
フローリング→カーペット | 5.5万円~10万円 | 5万円~6.3万円 | 1~2日 |
※すべて6畳の事例
フローリングの床をリフォームする場合、既存の床材の上から新しい床材を重ねて張る「重ね張り工法」と、既存の床材をすべて撤去してから新しい床材を張り直す「張り替え工法」の2種類があります。
重ね張り工法は既存の床材の撤去が不要な分、工事費用が安く、短時間で済みます。
床材の張り替えから10年以上が経過している、歩くときに床の音が鳴るといったケースでは、張り替え工法でのリフォームをおすすめします。
さらに、フローリングには無垢フローリングと合板フローリングがあり、天然木を使った前者のほうが費用は高めです。
関連記事:フローリングとはどんな床材?特徴・種類と長持ちさせるポイント
【和室】畳をフローリングに張り替えるリフォーム
費用相場 | 18万円~25万円 |
工事期間 | 1日 |
※6畳の場合
畳の床をフローリングに張り替える場合、撤去した畳の厚さに合わせて床下地をはめ込み、高さを調整する必要があります。
床の撤去と廃棄、床下張りの費用がプラスされますが、張り替える床材を合板材にすることで、リフォームの費用を抑えることができます。
【和室】押し入れをクローゼットに変えるリフォーム
費用相場 | 8万円~20万円 |
工事期間 | 半日~1日 |
押し入れをクローゼットへリフォームする場合、ふすまを扉に交換、中段の撤去、洋服用のハンガーパイプの設置などが必要となります。
一般的なクローゼットであれば10万円程度でリフォーム可能ですが、拡張してウォークインクローゼットにする場合は、20万円~50万円ほどの費用がかかります。
関連記事:押入れをクローゼットにリフォーム!工事費用や注意点について解説
寝室のリフォームで注意すべきポイント
寝室をまるごとリフォームする場合、方角を失敗するケースが少なくありません。
たとえば、ベッドを東向きの窓の近くに設置すると、夏場は朝から日差しがさんさんと入り込み、暑さとまぶしさで安眠どころではありません。
逆に西向きの窓の近くを寝所にした場合は、西日で部屋の温度が上がり、夜になってもなかなか温度が下がらず寝苦しくなるといった失敗もあります。
時間ごとの太陽の向きを事前に確かめてリフォームすることをおすすめします。寝室に朝日や西日がどうしても当たる場合は、遮光カーテンやガーデニング、雨戸などで工夫しましょう。
まとめ
寝室のリフォームの費用相場や工事期間について解説しました。
今回ご紹介した費用や期間はあくまで一例で、依頼するリフォーム会社によって大きく異なることがあります。
寝室をリフォームする際は、複数の施工会社に見積もりを依頼して、比較検討されることをおすすめします。