玄関ポーチは玄関前の庇のある出入りスペースで、住まいの「顔」として、また雨よけや日差しよけとして、快適な住まいには欠かせない部分です。今回は玄関ポーチの特徴や、リフォームが必要なタイミング、工事にかかる費用の相場について解説します。
玄関ポーチは、住まいの「顔」とも言うべき玄関の一部であり、実用的な雨よけや日差しよけとしても使用されます。
住まいの屋根や外壁ほど注目されないものの、快適な住まいにはなくてはならない箇所です。
今回は玄関ポーチの特徴や、リフォームが必要なタイミング、工事にかかる費用の相場について解説します。
玄関ポーチとは
玄関ポーチとは、玄関前の庇(ひさし)のある出入りスペースのことです。雨が降っているときに濡れずに傘を開いたり、ベビーカーや自転車を置いたりするスペースとして使用します。
また、庇が付いていることで雨や雪が玄関に吹き込まないようにしたり、直射日光が当たらないようにしたりする機能もあります。
屋根や外壁と同じように、住宅でも雨風にさらされやすい箇所なので、定期的なメンテナンスが必要です。
玄関ポーチのリフォームが必要なタイミング
玄関ポーチに次のような症状が見られる場合は、適したリフォームを検討しましょう。
玄関ポーチの支柱の腐食
玄関ポーチの支柱の塗料が経年劣化によって剥がれると、そこから雨水が浸透して腐食の原因となります。カビやコケ、黒ずみなどが発生していて、高圧洗浄などでも取れない場合はリフォームを検討しましょう。
庇の軒天の腐食
玄関ポーチが長年にわたって雨風にさらされると、軒天(庇の裏側)に腐食が起こりやすくなります。古い木造住宅は軒天がベニヤ板に塗装したものだったりするため、腐食が起こった場合は解体して新しいものに交換する必要があります。
玄関ポーチのタイル剥がれ・割れ
タイルが剥がれたり、割れたりすると足場が悪くなり、思わぬ転倒事故につながります。また、剥がれや割れの部分から雨水が浸透してポーチじたいがもろくなるおそれもあります。
玄関ポーチのタイル・コンクリートが滑りやすい
玄関ポーチの床材に使われているタイルやコンクリートは、経年の摩耗によって滑りやすくなります。とくにスロープタイプは滑りやすくなっているため、張り替えの必要があります。
玄関ポーチのリフォーム例と費用の相場
玄関ポーリのリフォーム例と、それぞれの費用の相場についてご紹介します。
ポーチのタイル張り替え
ポーチのタイルの張り替えを専門業者に依頼する場合は、使用するタイルやデザインによってよって価格が異なります。一般的なタイルを使用する場合、費用は1㎡あたり1.5万円~3万円が相場です。
ポーチに手すり設置
ポーチが階段やスロープになっている場合は、手すりの設置をおすすめします。設置にかかる費用は5万円~10万円が相場です。お年寄りや身体の不自由な方がいらっしゃる場合は、バリアフリー目的のリフォームとして補助金制度を利用できる場合があります。
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ポーチの屋根の改修
庇の塗装が剥がれていたり、支柱が腐食していたりする場合は、劣化部分をリフォームしましょう。庇そのものを交換する場合の費用は20万円~33万円、支柱の交換は5万円~10万円が相場です。
まとめ
玄関ポーチのリフォームを検討されている方は、なるべく複数の専門業者に見積もりを依頼しましょう。
一括見積サイトやマッチングサイトを利用すれば、希望の条件にマッチした専門業者から見積もりやリフォームプランが提案されます。
モノクラでは、様々な検索項目によって必要なサービスを提供してくれるリフォーム業者を抽出し、比較検討することができます。気に入った業者があればページから直接問い合わせや資料請求も行えます。玄関ポーチのリフォームの事例探し、業者探しにもぜひご活用ください。