水回りのリフォームはまとめてやるとお得！セットプランの費用相場を解説

住宅の水回りとは、キッチン・浴室・トイレ・洗面所の4ヶ所を指します。

水回りは15～20年が耐用年数なので、だいたい築10～15年頃からリフォームを検討すべきタイミングが訪れます。

リフォームを検討すべきタイミングがほぼ重なっていることから、多くのリフォーム業者では「水回りのリフォーム4点セットプラン」を打ち出しています。

今回は水回りのリフォームをまとめてやるとお得な理由や、セットプランの費用相場について解説します。

水回りリフォームのセットプランがお得な理由

結論から言うと、水回りのリフォームは1ヶ所ずつ個別でやるよりも、4点セットで同時にやることで、工事の費用を安く抑えられます。

水回りのセットプランがお得な理由のひとつは、一度に施工することで人件費や養生費などの諸経費を削減できるからです。個別にリフォームするとその都度かかってしまう諸経費が、4ヶ所セットでリフォームすることで全体の工事費用も安く抑えられるようになっています。

また水回りの設備を製造・販売するメーカーは、水回りのリフォームの施工実績が豊富なリフォーム業者に対し、自社製品を3点セットや4点セットで安く卸しています。リフォームをセットプランにすることで、リフォーム業者がセット価格で仕入れた製品が使われ、結果的に工事費用も安くなるのです。

水回りのリフォームセットプランの費用相場

キッチン・浴室・トイレ・洗面所の水回りのリフォーム4点セットは、105万円～175万円が費用の相場です。また、洗面所を除く3点セットの費用は70万円～120万円が相場です。

水回りのリフォームセットプランは、大手リフォーム業者よりも地域密着型の地元のリフォーム業者のほうが、費用や提案力で優れている傾向にあります。

水回りのリフォームの事例

耐用年数を迎える前に検討をおすすめする水回りのリフォームの事例をご紹介します。

キッチンのリフォーム事例

キッチンのリフォームにはさまざまなプランがありますが、最近の人気は従来型の壁付キッチンを対面のペニンシュラ型やアイランド型に交換するリフォームです。料理をしながら家族とコミュニケーションが取りやすいことから、とくに注目が集まっています。

キッチンのリフォームは配管工事や内装工事を含むと費用が200万円以上になる場合があるため、希望するプランが予算の範囲内かどうか、リフォーム業者と相談しましょう。

浴室のリフォーム事例

浴室のリフォームには、在来浴室からユニットバスへの変更、在来浴室の全体交換、ユニットバスの全体交換といったいくつかのケースがあります。そのなかでも依頼の多い浴室のリフォームは、タイル張りの在来浴室から断熱性能のある素材を使ったユニットバスへの交換です。

最新のユニットバスは節水性に優れ、断熱性や撥水性もあるため、水道光熱費の節約にもつながります。ただし、工事費用はユニットバスの素材や性能、水栓のデザインにこだわるほど高くなります。

トイレのリフォーム事例

古い洋式トイレを新しい洋式トイレに交換するリフォームは、タンク付きかタンクレスかで費用が大きく変わります。タンクレスの方は温水洗浄・暖房便座・壁リモコンの3つが最初からセットになっているため、本体価格が25万円以上かかります。

和式トイレから洋式トイレへの改装は、壁・天井・床もセットでリフォームとなるため、30万円前後の工事費用を見ておきましょう。

洗面台のリフォーム事例

洗面台にかかる費用は15万円前後がめやすとなります。費用を左右するのは洗面台の本体価格で、シンプルなものであれば7万円ほどですが、デザインや収納にこだわると50万円を超えることもあります。脱衣所の壁や床の工事も含めると、セット価格でお得にリフォームができます。

まとめ

水回りのリフォーム4点セットがお得な理由と費用相場、リフォーム事例をご紹介しました。

キッチン・浴室・トイレ・洗面所は毎日使うものだからこそ、耐用年数を迎える前にセットでお得にリフォームしましょう。可能であれば、事前にショールームを訪問して使い勝手やサイズ感を確認しておくと安心です。

水回りのリフォーム業者を選ぶ際は、工事実績が豊富な業者を3社ほど選び、それぞれ見積もりをとって費用やプランを比較検討しましょう。