家の増築リフォームの費用の相場は?設備や広さごとのめやすを解説

一般的に「増築はお金がかかる」というイメージがありますが、実際のところ、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?今回は家の増築リフォームに必要な申請と手続き、および設備や広さごとの増築リフォームの費用相場を解説します。

ライフスタイルの変化によって、現在の家の間取りや広さでは不便を感じる場合、増築リフォームという選択肢があります。

一般的に「増築はお金がかかる」というイメージがありますが、実際のところ、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?

また増築は通常のリフォームとは異なり、自治体への申請や登記手続きが必要となる場合があります。

今回は家の増築リフォームに必要な申請と手続き、および設備や広さごとの増築リフォームの費用相場を解説します。

増築に必要な申請と手続き

増築とは、既存の建物を壊すことなく、敷地内に新たな建物を作ったり、部屋数を増やしたりして、同じ敷地内で建物の床面積を増やすことを指します。

増築を行うにあたっては、あらかじめどのような建物を建築するのかを自治体に申請して確認を受ける必要があります。

ただし、防火地域および準防火地域外の建築物の増築は、増築部分の床面積の合計が10㎡以内(6畳は約9.72㎡)であるときについては、申請の必要がありません。

さらに、増築を行った場合は、1ヶ月以内に「建物表題変更登記」という不動産登記簿の内容を変更する手続きも必要です。

増築に必要な申請や手続きについては、増築リフォームの実績が豊富な施工業者に相談しましょう。

居室(2畳~8畳)の増築リフォームの費用相場

住宅の1階部分に居室を増築するリフォームの費用は、1畳あたり35万円~65万円が相場です。

住宅の構造や増築する場所で1畳あたりの費用が変わってきます。

たとえば、鉄骨住宅は木造住宅よりも費用が高くなります。また2階の増築は耐震性確保のための補強工事により、1階の増築よりも費用が高めです。

以上を踏まえ、2畳・6畳・8畳の増築費用をまとめると、以下の表のとおりとなります。

2畳分の増築費用70万円~120万円
6畳分の増築費用210万円~360万円
8畳分の増築費用280万円~480万円

居室の増築に伴って窓や収納を増やしたり、材質や内装のデザインにこだわったりすると、費用が高くなります。

水回りの増築リフォームの費用相場

キッチン、トイレ、浴室など、水回りの増築で配管工事が必要になると、居室の増築よりも費用が高くなる可能性があります。

住宅の1階部分にキッチン、トイレ、浴室を増築する場合の費用をまとめると、以下の表のとおりです。

キッチンの増築費用100万円~200万円
トイレの増築費用70万円~200万円
浴室の増築費用50万円~180万円

配管工事を伴う水回りの増築は、既存の配管から施工箇所まで配管を延長する距離によって費用が変わってきます。

つまり、既存の配管から近い場所に増築すれば、水回りの施工費用を抑えることができます。

ベランダやバルコニーの増築リフォームの費用相場

一般的なベランダ・バルコニーは横180cm×奥行き90cmです。柱で支えるのではなく、壁に取り付ける持ち出し式タイプであれば、30万円~60万円の費用で増築できます。

防水工事や屋根の取り付けを行う場合は、100万円程度がめやすとなります。

駐車スペースの増築リフォームの費用相場

住宅の隣に駐車スペースを増築する場合、屋根で覆うタイプの「カーポート」か、壁で囲むタイプの「ガレージ」かの選択があります。

カーポートの増築費用20万円~65万円
ガレージの増築費用80万円~100万円

いずれも駐車する車の台数が多いほど、敷地面積が必要なるため、費用が高くなります。

まとめ

家の増築に必要な申請や手続き、および設備や広さごとの増築にかかる費用を解説しました。

増築工事は「一級建築士」や「木造建築士」が在籍するリフォーム会社に依頼すると、必要となる申請や手続きについて、または補助金制度・減税制度などについても相談できます。

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