目隠しフェンスをお家の外構に設置すれば、外からの視線を気にすることなく、庭でお子さんやペットを遊ばせたり、ガーデニングを楽しんだりすることができます。今回は目隠しフェンスの材質ごとの工事費用の相場や、メリット・デメリットについて解説します。

「家の立地のせいで通行人の視線が気になる」
「コロナの影響で家で過ごすことが多くなった。庭を有効活用したい」
このようなお悩みやご要望をお持ちの方は、お宅の外構に「目隠しフェンス」を設置してみてはいかがでしょうか?
目隠しフェンスを設置すれば外からの視線を気にすることなく、庭でお子さんやペットを遊ばせたり、ガーデニングを楽しんだりすることができます。
今回は目隠しフェンスの材質ごとの工事費用の相場や、メリット・デメリットについて解説します。
目隠しフェンスの材質と工事費用の目安
目隠しフェンスには材質ごとに特徴や工事費用が異なります。まずは、目隠しフェンスに使用されることの多い材質について見ていきましょう。
天然木製フェンス
工事費用:1mあたり3万円~
天然木製のフェンスは、他の材質には出せない自然の風合いや木のぬくもりが魅力です。お家の和風・洋風はもちろん、ガーデニングにも自然に溶け込みます。天然木なので腐食や害虫が発生する可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要となります。
アルミ素材フェンス
工事費用:1mあたり1万円~3万円
外構フェンスを設置している一般住宅の8~9割がアルミ製フェンスと言われるほど、とくに人気があります。デザインに豊富なバリエーションがあり、価格も比較的リーズナブルです。軽いうえに丈夫で錆にも強いため、耐久性に優れています。
樹脂製フェンス
工事費用:1mあたり1万円~2.5万円
樹脂製フェンスは木目調のデザインで天然木製フェンスを模した製品です。施工しやすいためDIYでも設置でき、価格も比較的リーズナブルというメリットがあります。天然木製と違って腐食しないため塗装が不要でメンテナンスも楽です。
鋳物フェンス
工事費用:1mあたり2万円~
鋳物フェンスは、鋳型にアルミを流し込んで成形したフェンスです。一般的なアルミ素材フェンスよりもデザイン面が重視されており、バラ模様から幾何学模様など多種多様なデザインがあります。他の素材にはない圧倒的な重厚感、アルミゆえの優れた耐久性も魅力です。
目隠しフェンスのメリット
目隠しフェンスのメリットは、以下のとおりです。
家族のプライバシーが守られる
目隠しフェンスは文字どおり外部から視線を遮ることができるため、家族のプライバシーを守ることができます。一定の高さがあるため、空き巣や不法侵入などの防犯にも役立ちます。隣家が近かったり、目の前が人通りの多い道路だったりするお家におすすめです。
家の外観を変えることができる
目隠しフェンスはプライバシーの確保や防犯のみならず、デザイン面でも優れた製品が多いです。お家の雰囲気に合った目隠しフェンスを設置すれば、エクステリアとして外観を良くすることができます。色やデザインなど、お家の雰囲気とのバランスを見て選びましょう。
防音対策になる
目隠しフェンスは外からの音が家の中に響いたり、家の音が外に漏れたりする場合の防音対策にもなります。
「家の前が交通量の多い通りでうるさい」「子供やペットの鳴き声が外に漏れてないか心配」といったお悩みのある方は、防音効果のある防音フェンス、吸音フェンスがおすすめです。
目隠しフェンスのデメリット
目隠しフェンスには以下に挙げるデメリットもあります。メリットと併せて設置を検討しましょう。
日当たりが悪くなる場合がある
目隠しフェンスを設置した場所、時間帯によって日当たりが悪くなる可能性があります。ガーデニングや家庭菜園に日陰ができてしまう場合は、植物を移動させる必要があるでしょう。
フェンスの材質によって圧迫感が生じる
目隠しフェンスは空き巣や不法侵入の対策になる一方、家の中から見た場合にフェンスに囲まれていることが圧迫感につながる場合があります。
目隠しフェンスのかしこい選び方
目隠しフェンスの材質や高さを選ぶにあたってのポイントをご紹介します。
必要な高さを考える
目隠しフェンスの高さを選ぶときは「何から何を守るか」が重要です。たとえば、通行人の視線を遮る目的なら、フェンスの高さは180cmが目安となりますが、200cmを超えると圧迫感が生じます。一方で、通行人の視線は気にならないが、フェンスで家の雰囲気を替えたいという場合は、もう少し低くしても良いでしょう。
素材を選ぶ
目隠しフェンスの素材によっては、耐久性に優れたもの、メンテナンスフリーのもの、自然の風合いがあるものなど、特徴はさまざまです。素材の定番はアルミ製や樹脂製ですが、ガーデニング、エクステリアなど、家の外観や周囲の環境に合わせることも大切です。
まとめ
目隠しフェンスは家族のプライバシーを守るだけでなく、エクステリアとして家の雰囲気を大きく変えることもできます。
目隠しフェンスを設置する前には予算や目的を明確にして、施工実績の豊富なリフォーム業者に相談しましょう。