リフォーム業者とのトラブルに遭わないために! よくある事例と対処法

リフォームのトラブル相談件数は年間で5,000件以上が報告されており、リフォームを検討している方にとって、トラブルは決して他人事ではありません。今回はリフォームのトラブルに遭わないために、ありがちなトラブルの事例と対処法について解説します。

リフォームが思い通りの仕上がりにならなかったり、要望したとおりの工事をしてもらえなかったりした場合は、リフォームそのものが失敗している可能性があります。

リフォームを検討している方にとって、トラブルは決して他人事ではありません。

今回はリフォームのトラブルに遭わないために、よくあるトラブルの事例と対処法について解説します。

これからリフォームを行おうとお考えの方は、ぜひご参考になさってください。

ありがちなリフォームのトラブル

リフォームのトラブルの中でもとくにありがちな事例をご紹介します。

工事予定日が到来したのに工事が始まらない

リフォーム契約後に工事代金の一部もしくは全部を支払ったにも関わらず、工事予定日が過ぎてもリフォーム業者がリフォームを始めてくれないというトラブルです。

何らかの事情があって工事が開始できない場合もあるため、まずはリフォーム業者へ連絡をしましょう。連絡が一切取れない場合や一向に対応してもらえない場合は、契約内容通りに工事が行われなかったことを理由に契約解除および代金の返還を求めることができます。

工事後に体調不良になった

リフォーム後に家族が体調を崩した、めまいや吐き気などの症状が出たという場合は、シックハウス症候群が疑われます。シックハウス症候群とは、建材や塗料に含まれる化学物質や、換気不足による原因物質の滞留、ダニやカビの発生などによる健康障害のことです。

リフォーム後の家でのどの痛みや目の痛み、頭痛、吐き気、めまいなどの症状が出た場合は、シックハウス症候群の診察ができる病院を受診しましょう。また地方自治体の保健センターに相談すれば、シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドの測定が無料でできる場合もあります。

工事後に施工不良が発覚したのに対応してもらえない

リフォーム後に施工箇所の不具合や欠陥が見つかったり、注文と実際の工事内容が違ったりした場合は施工不良が疑われます。

施工不良は業者側の技術不足や不適切な材料を使用した場合に起こります。リフォームの前にアフターフォローや保証の範囲を確認するとともに、リフォームに不具合や欠陥があった場合は、リフォーム業者に「瑕疵担保責任」を追求しましょう。

契約時と異なる工事費用を請求された

請求額が見積もりのときと大幅に違った場合がこのケースに当てはまります。なかには業者側が勝手に追加工事を行い、後から追加費用を請求されたというケースもあります。

このようなトラブルは見積書や契約書をよく確認しなかったり、そもそも書面に残していなかったりするときにありがちです。リフォームに関する書類には必ず目を通し、不明点があったら必ず業者に問い合わせるようにしましょう。

リフォームのトラブルが起こってしまったら

万が一、リフォームをしたことで何らかのトラブルが生じてしまった場合、以下の対処法を試してみましょう。

悪質なリフォーム業者と契約をしてしまったら

万が一、悪質なリフォーム業者と契約をしてしまったら、すでにリフォームの代金を支払ってしまったら、次の方法で解約および返金できる可能性があります。

クーリング・オフ制度を利用する(訪問営業の場合)

クーリング・オフとは、いったん契約の申込みや締結をした場合でも、一定期間内であれば無条件で契約を撤回したり、解除したりできる制度です。

一般的に訪問販売によって契約したリフォームをクーリング・オフする場合、契約締結した日から8日以内に内容証明郵便や配達証明郵便などの発信の記録が残る方法で契約解除の意志をリフォーム業者に伝えれば、工事代金を払うことなく(すでに支払った場合は返金)契約を解除できます。

クーリング・オフは、訪問販売や電話勧誘販売など業者側からの勧誘によって成立した取引に限られます。消費者自身が契約の意思を持ってネットや電話等で申し込んだ取引に関しては、クーリング・オフはできませんので注意が必要です。

消費生活センターに相談する

消費生活センターとは、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付け、公正な立場で処理にあたる公的機関です。

リフォームに関する相談を受けた相談員が、解決に向けてのアドバイスや業者への働きかけ、紛争解決の支援などを行います。

まとめ

リフォーム業者に起因するトラブルや、万が一トラブルに遭ったときの対処法について解説しました。

リフォームの失敗が起こる原因には、次の3つのことが考えられます。

・業者選びに失敗している
・予算やリフォームプランが練られていない
・見積書や契約書などの内容を確認していない

上記3つのポイントを意識することで、リフォームに関するトラブルを未然に防ぐことができます。リフォームを依頼する消費者の方にとっては、工事を始める前までの準備段階が重要です。

やや手間や時間はかかりますが、リフォームの目的を明確にしたうえで予算やリフォームプランを組み、自分のニーズに合った業者を慎重に選びましょう。

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