リフォームの見積もり時の注意点とは?トラブル事例と対策を解説

リフォーム業者を選ぶときに必須の「見積もり」や「見積書」は、普段なかなか目にする機会がないため、注目すべきポイントや注意点がわかりにくいものです。今回は、リフォームの見積もりや見積書にありがちなトラブルの事例を上げ、そのトラブルの注意点や対策を解説します。

リフォーム業者を選ぶときに必須の「見積もり」や「見積書」は、普段なかなか目にする機会がないため、注目すべきポイントや注意点がわかりにくいものです。

実際に、悪質なリフォーム業者に見積もりを依頼したばかりに、希望とは異なるリフォームをされてしまい、トラブルに発展した事例も少なくありません。

今回は、リフォームの見積もりや見積書にありがちなトラブルの事例を上げ、そのトラブルの注意点や対策を解説します。

おすすめ記事:リフォーム業者を比較検討すべき理由と効率的な方法を解説

【トラブル事例①】現地調査もなしに「一式」と書かれた不明瞭な見積書だった

浴室を古いタイル張りからユニットバスに交換、併せて脱衣所の床フローリングの張り替えをリフォーム業者に依頼したら、電話で担当者からいくつか質問をされたくらいで、すぐにメールで見積書が上がってきた。

脱衣所の床フローリングの見積もりは平米数が書かれていたが、ユニットバスに関しては、電気工事や排水工事が「一式」と書かれているのみだった。

<このトラブルへの対策>

このトラブルの注意点は、以下の2つです。

・施主の立ち会いで現地調査を行わず、口頭だけで済ませようとしている
・「一式」の内容・内訳が不明確である

まず、リフォームを行うにあたって実施される現地調査(現調)は、施工箇所の構造上気をつけるべきことや、希望のプランが可能かなどを確認するための大切な工程です。

現調を行わずに正確な見積もりやリフォームプランは出せません。

また、見積書の「一式」表記もトラブルの原因になりがちです。

具体的な工事の内容や内訳を表記せず、「一式」としてしまうと、リフォームの範囲や工期、費用が適正か判断できません。

施主と施工業者の「一式」の認識の違いが、トラブルを招く原因となります。

不明瞭な見積書への対策としては、見積もりの前に必ず現調を依頼することと、契約前に工事内容を明確にし、施工業者との間でコンセンサスを取ることが大切です。

おすすめ記事:インスペクションとは?売り手・買い手のメリットや費用の相場について解説

【トラブル事例②】本来必要であろう工事の項目と金額が記載されていない

古くなったキッチンをフルリフォームしたいと思い、施工業者に見積もりを依頼したら、キッチン工事の仕様や数量・単価はしっかり記載されていたが、配管工事や電気工事については何も記載がなかった。

おすすめ記事:キッチンのリフォーム費用の相場は?価格帯ごとの工事内容を解説

<このトラブルへの対策>

このケースは、あえて見積書から必要な項目を落として見積もり金額を低く見せ、受注しやすくする手法として実際に使われることがあります。

見積書を見た時点で気づいた場合は、見積もりを依頼した業者に問い合わせましょう。

また、見積もりは1社のみに依頼するのではなく、複数の業者に依頼して金額や内容を比較検討する「相見積もり」をすることが重要です。

相見積もりで他社と見積書を比較すれば、工事の記載漏れや二重計上も判断できます。

【トラブル事例③】見積書に本来必要のない署名欄がある

リフォームを依頼した施工業者と一緒に見積書を確認した後、「ご確認いただいた証明としてサインをお願いします」と言われ、サインをした。

しかし、見積書を確認しただけで契約はまだだと思っていたのに、翌日には施工業者が来て工事を始めてしまった。

<このトラブルへの対策>

見積書は契約書ではないため、承諾欄や署名欄は必要ありません。

トラブル事例のように、見積書にサインや捺印をしてしまうと、それをもって契約が締結したと見なされてしまう場合があります。

見積もりの段階で署名・捺印を求められたら、必ず目的を確認しましょう。

【トラブル事例④】支払条件が不明瞭

リフォームを依頼した施工業者から見積書が上がってきたので確認したところ、工事の内容や金額については詳しく記載されていたので、問題ないと思い契約まで進めた。

ところが、工事の費用の支払いは完了後と思っていたのに、契約金を請求されてびっくりした。

<このトラブルへの対策>

工事費用の支払い条件には決まりがないため、業者によって異なります。

多いケースとしては、「工事完了後の一括払い」か、もしくは「契約時と工事完了後の2回払い」です。

一般的には見積書に支払い条件を記載しますが、記載がない場合には契約前に必ず確認するようにしましょう。

まとめ

リフォームの見積もりでよくあるトラブルの事例と注意点、その対策について解説しました。

このようなトラブルを未然に防ぐには、実績が豊富な複数のリフォーム業者に見積もりを依頼して、「相見積もり」をすることが重要です。

「相見積もり」をすることにより、工事の内容や金額はもちろん、良い見積書・悪い見積書の比較検討もすることができます。

まだ契約が決まっていない見積もりの段階で、親身になって相談や提案をしてくれるリフォーム会社こそ、リフォームを成功させるための決め手になります。

おすすめの記事:リフォーム業者は「相見積もり」で比較検討を!優良業者の探し方とは

リノベーション・リフォームでお困りの方は
monoclaをぜひご利用ください!

monoclaは、無料でプロを指名して、相談・資料請求・見積り・施工依頼ができるサービスです。いいね!や施工完了のお祝いポイントをギフト券に交換! ポイントを貯めながらリノベーション・リフォームのプロを見つけましょう。

カテゴリー:
関連タグ: