リフォームで和室は残す?残さない?和室の有無でメリットを比較!

畳や障子、ふすまといった和風の内装材が使われた和室は、デザインも使い方も洋室とは異なります。購入を検討している中古住宅に和室があって、和室を残すべきか、和室を洋室にリフォームすべきか悩む方も少なくありません。和室を残した時、残さなかった時それぞれのメリットを比較してみましょう。

購入予定の中古住宅に和室があった時考えること

購入したい中古住宅に和室がある場合は、入居した後いつでも洋風にリフォームできることを視野に入れながら、和室の必要性を判断すると良いでしょう。

和室は洋室にリフォームすることもできる

和室はリフォームでいつでも洋室に変えることができます。購入時のリフォームで和室を撤去すべきかどうか決めかねている場合は、購入後に様子を見て洋室へリフォームするという選択肢も検討してみると良いでしょう。

なお、和室から洋室にリフォームする費用は、8畳(約14.6㎡)で約20~70万円が相場です。洋室に使用する内装材のグレードが高いほどリフォーム費用は高くなります。

こちらもお読みください

「機能?デザイン?和室から洋室にするリフォームの極意」
http://renovation.estate/mansion/203/

ライフスタイルに応じて和室の使い道を検討する

和室を便利と感じるどうかは、住む人のライフスタイルや家族構成によります。子供の有無や年齢、実家との距離や両親・親戚との付き合い、和風のインテリアを好むかなど、住む人によって和室の必要性は異なるでしょう。

以下から、和室を残した時・残さなかった時それぞれのメリットをご紹介します。

和室を残してリフォームするメリット

和室がある家には、以下のような利点があります。

お客様を和室に泊めることができる

畳が敷かれた和室は、親戚や両親が泊まりに来た時や、友人や知人を突然止めることになった時などに、寝床として提供することができます。畳は固いフローリングの床よりも寝心地が良く、部屋も障子で仕切られているため、リビングの片隅で一晩過ごすよりも、お客様にゆっくりくつろいでもらえるでしょう。

和室に子供を寝転がせて遊ばせることができる

柔らかい畳が敷かれた和室は寝転んでも痛くないので、子供を遊ばせるスペースに最適です。長時間座っていても脚が疲れにくいため、赤ちゃんを寝転がせたまま、和室で洗濯物を畳んだり休憩したりすることができます。

和と洋の両方のインテリアコーディネートを楽しめる

家の中に和室と洋室があると、和と洋2種類のインテリアを楽しめます。洋室の雰囲気にそぐわず置き場所に悩んでしまうような和風デザインの家具や小物も、和室に置けばインテリアを華やかにしてくれるでしょう。

リフォーム時の費用を抑えられる

和室の状態が良好であれば、物件取得時のリフォーム費用を抑えることができます。一方、和室を撤去する場合は、畳からフローリングへの張替えや、洋風壁紙への張替え、照明機器の交換、畳の撤去・処分、床の間の段差解消などが発生して、リフォーム費用が割高になる恐れがあります。

物件取得時に予算があまりない場合は、いったん和室を残してリフォーム費用を抑えておき、住んだ後の使い心地次第で和室から洋室へのリフォームを検討すると良いでしょう。

和室を残さないリフォームのメリット

和室を撤去し、洋室にリフォームした場合のメリットも見てみましょう。

統一感のあるインテリアを作りやすい

リフォームの際に和室を撤去しておくと、洋風のインテリアコーディネートをした時に、デザインに統一感を持たせることができます。

一方、家の中に和室があると、和室ありきのインテリアコーディネートを考えなければなりません。ナチュラルスタイルや和モダンスタイルのデザインであれば和室の違和感を抑えることができますが、ブルックリンスタイルやカリフォルニアスタイルといった洋風のインテリアコーディネートでは、和室の存在感をインテリアに溶け込ませるために、間取り作りや家具選びの工夫が必要です。

リビングを拡張しやすい

中古住宅のリフォームでは、部屋を細かく仕切る間仕切り壁を解体し、16~20帖(約26~33㎡)の広い開放的なリビングを作るプランが人気です。和室があるとリビングを拡げにくく、和室の位置によっては、リビングを拡げた時に和室の区画が出っ張ってしまうでしょう。長方形の広いリビングを作りたい場合は、和室を撤去した方が間取りを考えやすくなります。

家具の置き場所に悩まされない

和室を撤去しておくとリビングを広く取れるだけでなく、和室部分の出っ張りがないため家具を自由に配置することができます。ソファーやテレビボード、ダイニングテーブルといった大きな家具はもちろん、対面キッチンやアイランドキッチンなどもレイアウトしやすいでしょう。

入居後に和室のメンテナンスをせずに済む

和室は、定期的に畳や障子の張替えが必要です。和室を撤去してすべて洋室にしておくと、和室のメンテナンスにかかる手間や費用をなくすことができます。

また、購入しようとしている中古住宅が古く、再利用できないほど和室の傷みが著しい場合は、畳の張替えや壁の塗装、障子の張替えなどが発生して、リフォーム費用が増える恐れがあります。

まとめ

和室は、残した時と残さなかった時のどちらにもメリットがあります。ただし、各メリットを活かせるどうかは、その家に住む人の暮らし方が影響するため、必ずしもすべての人が、本記事で紹介した和室のメリットを得られるとは限りません。残した時・残さなかった時それぞれのメリットが、ご自身やご家族にとって本当にメリットとなるか、リフォーム前によく検討しましょう。

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