失敗を未然に防ごう!リノベーションで起こりやすい失敗例一覧!

時間とお金をかけて行うリノベーションは、誰しも失敗したくないものです。大事な住まいのリノベーションで失敗しないためにも、リノベーションのよくある失敗例と原因を知っておきましょう。この記事では、リノベーションの現場でよく起きる失敗例を3種類に分けて、それぞれの原因や対策を解説します。

失敗例1:リノベーションが計画通りに進まなかった

リノベーションは、何らかの理由で計画通りに進まないこともあります。

希望するリノベーションが行えなかった

「こんな部屋に住んでみたい」「こんな素材を使ってみたい」など、理想のリノベーションを思い描いても、実行できるかどうかはリフォーム業者に見積もりを取るまではわかりません。

希望するリノベーションが行えない原因としては、「構造上の問題」「法律やルール上の問題」「予算不足」などが考えられます。

原因 失敗例
構造上の問題 ・建物の構造上、撤去できない壁や柱があった
・天井を撤去できず吹き抜けへのリフォームをあきらめた
など
法律やルール上の問題 ・リノベーションするマンションの管理規約で、水回りのリフォームが禁止されていた
・自治体の条例で屋根を別の色に塗替えられなかった
・再建築不可物件(※)で建て替えができない
など

※…現行の建築基準法では建物を建築してはいけない土地に、法改正前に建てられた建物のこと

予算不足 ・費用の相場をわかっておらず、予算をオーバーしてしまった
・無垢の床に張り替えようとしたが高かったため、安価な合板フローリングに変更した
など

リノベーションのプランをご自身の中で固めてしまう前に、リフォーム業者に現地調査を依頼して、できること・できないことを判断してもらいましょう。

業者の繁忙期で工事がスムーズに進まなかった

リフォーム業者が繁忙期になると、見積もりや工事の予約が取れなかったり、人手不足で工期が大幅に伸びたりすることがあります。4月の年度初め、大型連休、年末などはリフォームを済ませようとする人が多いため、対応できる業者を見つけにくいかもしれません。

また、消費税の増税が決定した2013年には、リフォームや新築購入を済ませようとする人の駆け込み需要が起きました。その結果、工事日が2カ月先になってしまったり、職人が1人だけしか現場に来られず1カ月近く工期が延びたりした現場もあります。

工事希望日が業者の繁忙期に差し掛かることも想定して、着工希望日の一カ月前など、早めに見積もりや現地調査を依頼しておきましょう。

失敗例2:リノベーション担当者との相性が悪かった

リノベーションを成功させるためには、気持ちよく意見を交わせるような、相性の良い担当者と出会うことがポイントです。お互いにはっきり意見を伝えられる担当者を見つけて、以下のような失敗を防ぎましょう。

担当者が気持ちを汲み取ってくれなかった

多くの担当者は、施主の希望を叶えるために様々なアイデアを出してくれます。しかし、中には施主の気持ちを無視して、自分本位な提案をする担当者もいます。わざと価格が高い商品を提案したり、希望しないオプションを勝手に追加したりするような担当者と契約に進んでしまわないように、複数業者に相見積もりを取って、施主側の気持ちを汲んでくれる担当者を見つけましょう。

実施するリノベーションの知識が浅い担当者だった

どの担当者にも得意・不得意なジャンルや、経験量の差があります。例えば、トイレには壁から排水するタイプと床から排水するタイプの2種類があり、既存トイレの排水方法に合った種類を選ばなければなりませんが、担当者が誤って別のタイプを発注してしまい、工期が一週間延びてしまったケースも実際に起きています。

経験や知識が豊富な担当者か知るためには、打ち合わせで施主から積極的に質問し、提案内容の根拠を詳しく解説してもらうと良いでしょう。

最初に「できる」と言われたのに工事中に「できない」と言われた

技術的に不可能な工事を強引に進めてしまうと、工事中に計画が変更になったり追加料金が発生したり、工事後に故障や不具合が起きたりして、余計な手間や費用が発生してしまいます。

打ち合わせの時点で、できない理由をはっきり伝えてくれる担当者と出会って、トラブルを未然に防ぎましょう。

失敗例3:予算を大きくオーバーしてしまった

リノベーションでは、思いがけない支払いが発生することがあります。リフォーム会社から提示された見積もりの金額だけでなく、工事以外の諸費用や、追加工事が必要になった時の費用なども念のため準備しておきましょう。

リノベーションにかかる諸費用を予算に入れていなかった

リノベーションでは、契約書に貼る印紙代、各種税金、ローンの利用手数料、仮住まい費用といった様々な諸費用が発生します。諸費用の相場はリフォームの規模にもよりますが、1現場につき約50~200万円は用意しておくと良いでしょう。

工事中に追加工事が発覚した

壁や床を解体したり、設備を撤去したりすると、見積もりの時はわからなかった劣化が見つかり、追加工事が発生することがあります。

着工後に発覚しやすい追加工事の例:

  • 床を剥がした所、水漏れで床下地材が腐食しており、補強工事が必要になった
  • 基礎に湿気が溜まって水溜りができており、防湿工事が追加された
  • 外壁を剥がした所、シロアリの被害が見つかり防蟻工事も行うことにした

建物内部が劣化していると、表面の内装材や設備を交換しても、内側から建物が劣化してしまいます。作業が突然追加されても支払えるように、予算は見積もりの金額よりも多めに準備しておきましょう。

まとめ

リノベーションで起きやすい失敗のほとんどは、複数社から見積もりを取り、相性の良い担当者を見つけて予算やプランをしっかり練ることで防ぐことができます。また、急な計画の変更や追加工事が発生して慌てないためにも、スケジュールと費用に余裕を持っておくことも重要です。希望のリノベーションが行えるように、業者選びや打ち合わせなどの準備にしっかり時間をかけましょう。

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