室内でペットを飼う人必見!おすすめの床リフォーム材を紹介

ペットを室内で飼い始める時は、ペット用品やしつけ、かかりつけの動物病院など、準備しておく事が沢山ありますが、忘れてはならないのが床材のリフォームです。身体の構造が人間と違う動物は、人間と同じ環境で暮らすと病気になってしまう恐れがあります。ペットが快適に暮らせる床材にすべき理由や、おすすめの床材を知っておきましょう。

室内飼いペットのために床をリフォームしよう

ペットを室内で飼う時、何よりも対策しなければならないのは床材です。壁のひっかき傷対策や臭い対策なども勿論重要ですが、床材は特にペットの健康と密接に関わる重要な部位です。相性が悪い床材で長期間歩き続けると、大切なペットが病気にかかってしまいます。

室内飼いペットは足腰の病気にかかりやすい

室内で飼われている犬や猫は、滑りやすい床材を長期間歩き続けることが原因で、足腰の病気にかかることがあります。足腰の病気は主に犬の方が発症しやすいと言われていますが、猫でも、可能性が低いというだけで病気にならないわけではありません。

ペットの足腰で起きる代表的な病気は「変形性関節症」です。変形性関節症とは、関節に長期間負荷がかかることにより、骨と骨のクッションになっている「軟骨」がすり減ってしまい、歩くたびに痛みを感じるようになる病気のことです。変形性関節症にかかったペットは、足を引きずったり動きが遅くなったりするため、運動不足や肥満といった他の病気も発症しやすくなってしまいます。

大切なペットを苦しませないためにも、リフォームで滑りにくい床材にしてあげましょう。

ペットの室内飼いに適した床材・3つの条件

ペットと暮らす家では、以下3つの条件を2つ以上備えている床材が望ましいと言えます。
・滑りにくさ
・傷つきにくさ
・柔らかさ

それぞれの理由を見ていきましょう。

滑りにくい床はペットの足腰に負荷をかけない

ペットを足腰や間接の病気から守るためには、「滑りにくい」床にするリフォームが欠かせません。ダイケンやノダといった各床材メーカーでは、様々なペットリフォーム用の床材が販売されていますが、どのメーカーも滑りにくさは特に力を入れています。

また、ペットリフォーム用の床材は、ペットだけでなく人間の歩きやすさにも配慮して設計されています。そのため、「ペットのために床をリフォームしたら、飼い主の自分たちが歩きにくくなってしまった」となることもありません。

ペットが歩き回っても傷つかない

せっかく床をリフォームするのであれば、美しさもできるだけ長持ちさせたいものです。ペット用床材の多くは、滑りにくさを確保しつつ、ひっかき傷や体重移動時の負荷による傷もつきにくい商品になっています。

また、ペット用の床材は尿や泥が付着しても変色しにくい加工が施されている商品が多いため、傷だけでなく汚れ対策の面でも安心です。ペット用ではない絨毯やカーペットでも滑り止め対策は行えますが、傷によってほつれやすく、尿や水などに対する防汚性の面でもフローリングに劣ってしまいます。滑りにくく汚れにくいペット用の床材にリフォームすることで、ペットと飼い主双方にとって快適な家となるでしょう。

クッション性で音対策も病気対策も安心

マンションの場合、室内飼いの犬や猫が歩き回る音が、階下や隣室の騒音になってしまうことがあります。クッション性が高い床材であれば、ペットの歩行音や飛び跳ねた時の音が床材に吸収されて小さくなり、ペットの身体にかかる負荷も軽減させることが可能です。

ペットを飼う家におすすめの床リフォーム材

以下からは、ペットを室内飼いする家におすすめの床リフォーム材をご紹介します。また、賃貸住宅で床リフォームを行えない人に向けて、保護用シートの選び方も併せてご紹介しています。

『犬床』(平川木材工業)

『犬床』は、高い滑りにくさと傷つきにくさに加えて、お手入れのしやすさも併せ持つ、商品名の通り室内犬の飼育に特化した床材です。独自開発された塗装によって、床表面の滑りにくさは一般床材の2倍となっており、設置から10年間は滑りにくさが続くと公式ホームページ上では記載されています。

また、犬床は無垢材なので害虫も寄せ付けにくく、集成材と違ってササクレも起きにくいため、害虫やササクレの脅威から愛犬を守ることもできます。さらに、抜け毛が目地に溜まりにくい加工が施されているため、室内飼いによる掃除の負担も減ることが期待できます。

『東リファブリックフロア』(東リ)

カーペットやカーテンなどのメーカーとして知られる東リでは、ペットに配慮した床材も開発されています。『東リファブリックフロア』はタイルカーペットの一種で、汚れた部分だけ取り外して水洗いでき、床全体に一枚を敷くタイプのカーペットに比べてお手入れしやすいというメリットがあります。

もともと、カーペットは滑りにくさでも柔らかさでもフローリングに勝る床材ですので、ペット対策にも配慮された『東リファブリックフロア』は、ペット用床材の条件を全て備えていると言えるでしょう。ひっかき傷が原因でほつれてしまうという、カーペットならではのデメリットは残りますが、毛先が均一に切り揃えられたカットパイルタイプであれば、ほつれを軽減することができます。

【賃貸住宅向け】ペット用フローリング保護シート

賃貸で床をリフォームできないという場合は、フローリングの上から貼る保護シールや、保護用マットなどを購入して、飼育環境を整えてあげましょう。

賃貸向けの床保護材を選ぶ時は、以下の2点を確認することがポイントです。
・吸着タイプかどうか(保護材自体を滑らせないため)
・洗って再利用できるか(尿汚れなどを洗い落とすため)
・カットして使えるか(保護シート同士の隙間を作らないため)

おわりに

人間と違って、ペットは不快感を言葉で説明したり、靴を履き替えて歩きやすさを調節したりすることができません。大切なペットの身体を守り、少しでも長く楽しく過ごすためにも、こだわりの床材でリフォームしてあげましょう。

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