階段が主役の素敵な家をリノベーションで実現!


2階建てや3階建ての住宅には必要な階段。通路としての役割しかないイメージがありますが、最近はデザイン性やレイアウトにこだわることで階段が空間の主役になり、個性的な雰囲気をつくりだすケースが増えてきています。
今回は、階段を空間のアクセントとして効果的に活用する方法について紹介します。

階段の配置の工夫がセンスのいい空間づくりのコツ!

従来からよくある間取りプランでは、階段は廊下とつながる配置が定着していました。廊下の延長線上にある通路であり、1階と2~3階を移動するためのものとして、住宅全体の端にレイアウトされることがほとんど。しかし最近は、階段を部屋の中に取り込んで「見せる」という配置が増えてきています。

もっとも人気の配置は、リビングの中に階段を設ける「リビング階段」と呼ばれる配置です。玄関から廊下を通ってリビングに入ると、その中に階段があって、リビングから2~3階へと移動する間取りです。階段部分は必ず上階とつながっていますから、視線が空間の上部に広がりやすく、階段がリビングに入っているにもかかわらず広さを感じさせます。

さらにリビングの天井面を吹き抜けにすると、開放感がぐんと高まります。2階に上がりきるまでずっと階段が見えているので、1階にいても2階にいる家族の気配をさりげなく感じられるという良さもあります。また、吹き抜けで天井面がないため、空間全体がかなり明るくなるでしょう。

採光が取れにくい玄関ホールを明るくするために、玄関ホールの中心に階段を設けるという配置もあります。直階段や折れ階段ではなくらせん階段にすると、階段そのものの平面的なスペースはあまり必要なく、玄関ホールが狭くなることはありません。しかも階段の上部を通して光井戸のように2階から光が降り注いでくるため、玄関ホール全体に光が広がりやすくなります。

リビングから2階にかけて立体的な変化を出したい場合は、スキップフロアと階段を組み合わせる配置もあります。スキップフロアとは、床面の高さを一部変えて設けるスペースのことです。リビングから6~7段上がった高さにスキップフロアを設けて、さらに2階へまた6~7段の階段でつなげると、空間の中に高さの変化が生まれ立体感が増します。階段は通路ではなく居室の一部として取り込む感覚ですから、個性的なリビングになって家族も来客も楽しめる空間になるでしょう。

階段のデザインで空間にアクセントを!

階段の手すりや踏面部分の素材や色など、全体のデザインにこだわるのも楽しいものです。特にリビング階段だと、リビングのインテリアとマッチしていなければいけませんから、しっかりこだわる項目になります。

ぬくもりを感じさせる木製や、スタイリッシュな印象を与えるアイアン製やガラス製など、使う素材によって印象は大きく変わります。また、手すりの形状によっても雰囲気が異なりますね。壁で仕切って踏面を見せないようにするプランもあれば、フレームタイプにして階段全体を見せるプランもあります。スキップフロアと組み合わせて短い階段にする場合は、サイドから階段に入りやすいようあえて手すりをつけないというのもひとつのプランとしておすすめです。

階段の形状に合わせて空間を有効利用しよう!

階段は上階へと上がっていくために設けるため、下に空間ができます。その空間をどう利用するかによって、住み心地が変わることも多いです。

よくあるのは、階段下を収納スペースにするというプランでしょう。階段の幅が収納スペースの奥行になるため、大きな収納スペースを確保できます。オープンにして飾り棚のように使うケースや、扉をつけて隠す収納として使うケースが考えられます。

収納スペースの次に多いプランは、ワークスペースやキッズスペースにするというもの。カウンターとコンセントを設ければパソコンやプリンターを使えますし、座って過ごすため天井面が低くても気になりません。階段下にもぐりこむ感じが秘密基地のようなワクワク感を感じさせますから、親子で使うのもいいですね。本やおもちゃなどを収納するスペースも同時に取っておくと、さらに使い勝手がよくなるでしょう。階段の配置によっては階段下スペースが小さい場合もあるので、ペットを飼っているなら犬や猫などのベッドを置くスペースにするのもおすすめです。

まとめ

リノベーションで間取りプランを考える時は、リビングダイニングや寝室などの居室と水回りの配置や広さ、生活動線とのリンクといった点を優先的に考えるものです。その中で、階段の位置や形状をどうするかという点を次に考えていくので、階段から考えていくことはあまりないでしょう。
ただし、ここまでご紹介したように、階段を上手に活用すれば空間にアクセントがついてとてもおしゃれな雰囲気を作りだせます。実際に採用できるかどうかはプロの設計士が確認し設計士ながら考えますから、間取りの打ち合わせ段階で「こんな階段はあるといいな」といった意見をしっかり出しておくと、より満足度の高いリノベーションになるはずです。

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