物件概要
- 地域 神奈川県
- 間取り 2LDK → 1LDK
- 専有面積/床面積 57.1m²
工事費
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横に繋がる家族の絆
縦長に広がるマンションの1室を、パズルを合わせるように上手に空間分けしたリノベーションのご紹介です。
一見、自由な間取りを作りにくいと思われがちな長方形の部屋ですが、ちょっとしたアイディアで、家族が一体感を感じることのできる空間を作ることに成功しました。
元々真ん中にあった洋室を完全に取り払い、縦長に広げたLDKです。
リビングとキッチンを1つの空間の中に並列に設計することで生活目線が90度変わり、縦長の1室から横長の1室へと変化しました。
外に面する場所に広がるLDKは外からの光を浴びて明るく照らされ、フローリングに贅沢に使われている自然無垢素材の効果もあり、心地よく暖かい空気に包まれています。
リビングとキッチンに居る家族の目線は同じ方向に同列になり、より一体感が深まります。
キッチン壁面にはカウンターを設けているので、対面でダイニングの役割を果たします。
1つの空間を共有できるLDK
キッチンはリビング側に設置するためにアイランドキッチンを採用しました。
目の前を遮るものが何もなく、すぐ前にはダイニングカウンター、すぐ右手にはリビングがあり、全く隔離されていません。同じ目線に家族がいるので、常に1つの空間を共有している実感があります。
キッチン左側の壁際に収納棚を設置してキッチン家電を置くスペースを作っています。キッチン収納が横にあり、便利な導線です。キッチン内側の壁には白のボーダータイルを採用。目地をグレーにしているので淡い印象になっています。
全体的に白で統一されたキッチンは清潔感があり、タイルの作り出す歪みのないラインが整頓された場所であることを象徴しています。
キッチン外側の壁面のみ、グレーのアクセントクロスを使用しています。無垢材フローリングの天然の色味と調和して優しい印象です。カウンター奥の壁側には足元にもう1段棚を作り、ちょっとしたスペースも無駄にしません。食事の時に使うキッチン雑貨を収納したり、ちょっとした小物を収納するのにちょうど良いサイズの収納スペースになっています。
視点を変えた設計
リビングの正面にはテレビ台を造作しました。
元々の部屋の形を生かし、ちょうどピッタリサイズの棚を作ることで、デッドスペースが生まれがちな部分を無駄なく使えるように工夫されています。
窓際の明るい場所なので、時には腰掛ベンチとして活用しても良さそうです。
リビング隣にあるベッドルームの壁には、上部に室内窓を設置しました。
小さい室内窓があるだけで壁の圧迫感が大きく緩和されます。また、リビングとベッドルーム、双方に室内の明かりが漏れてくるため、そこに人の気配を感じることができ、別の部屋に居ても家族が一緒にいる安心感があります。
リノベーションの自由度が狭まってしまうように思われがちな縦長の物件も、少し視点を変えて設計することで使いやすい間取りを実現できます。居住空間は窓に面した明るい場所にまとめ、並列に並べることにより、どこにいても一体感を感じることのできる空間が完成しました。
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