物件概要
- 専有面積/床面積 76m²
- 家族構成 ファミリー ご夫婦+お子さん
工事費
- 非公開
秘訣は「違和感」をなくすこと
リビングに面した2つの大きな窓を開けると、部屋の中を風が一気に吹き抜ける。
「明るい家に住みたい」と話していた2人の希望を叶えたのは、すべての部屋に備えられた室内窓やガラスパーテーション。インテリアのアクセントとしても効いているこれらは、同時に光と風の通り道にもなっています。
実はリビング横の個室は、もともと引き戸で区切られた和室だったそう。壁を抜いて大きなリビングにするリノベーションが流行している中、Iさん夫妻は敢えて壁を作り、独立した個室を作るプランを採用。既存の「リノベーション」の枠にはまることなく、本当に暮らしやすい形を考えての提案でした。
「子供が増えた時のことを考えると、やっぱり部屋数は確保しておきたいなと思っていたんです。この先家族構成が変わっても使いやすい、本当に自分たちが暮らしやすい間取りを考えて作ってくださったなと思います」とご主人。
調和とスタイル
リノベーションの醍醐味は、「自分たちのスタイルにあった家」をオーダーメイドで作れること。
通常のものより大きなサイズの病院用シンクを採用した洗面室は忙しい朝に2人が並んでも広々と使いやすく、寝室の収納は「ベッドを置いてしまうと部屋がすべて埋まってしまうので、最初から布団で暮らすと決めていた」という夫妻の希望を汲んで作られたため、既存の布団幅と横幅がぴったり。無駄なスペースを一切作らず仕上げられています。
既存住宅の場合、使用可能な建具のサイズに制限がある場合も多く、塗装の微妙なカラーリングなど、持ち込んだ建具やパーツとそれ以外の内装との調和を取るセンスも求められます。高い技術を要求される場面ではありますが、細かいディテールの積み重ねこそが全体の雰囲気を作り出すもの。持ち込まれたパーツを活かし、何度も調整を繰り返すことで、上質かつ重厚感ある空間を実現させました。I様夫妻とhowzlifeの共作とも言うべき、納得の空間です。
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