物件概要
- 地域 東京都
- 築年月 1971年 9月築
- 間取り 2LDK→1LDK
- 専有面積/床面積 48.8m²
- 依頼主 東京都中央区
- 家族構成 ひとり暮らし
工事費
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月島Bar
「東京駅からタクシーで1メーターで帰れるところを探してください。」
いつも仕事の帰りが遅いお施主様は終電を逃されることもしばしあるとか...
そんななか見つけたのが月島にあるマンション。都心エリアにも関わらず、下町情緒たっぷりの町です。
"リビングにバーカウンターを"
お施主様が当初抱いていたイメージは「ガレージみたいなかっこいい家にしたい!」というもの。
そこから趣味の話や新しい住まいでやってみたいことなど、色々な会話を重ねる中でどんどん希望が膨らんでいきました。
そんな中でふとでてきたのが「リビングにバーカウンターを設けて友人とお酒を楽しみたい!自宅に憧れのBarを。」という言葉。
「Bar」と「ガレージ」 2つのキーワードが出てきてからはグッとイメージが具体的になってきました。
まずはどこにバーカウンターを置くか。リビングの空間を広くみせるためにバーカウンターを壁際に寄せる、というのが定石。だけども壁際にバーカウンターを寄せてしまうとキッチンへの導線は取りづらい。。。
「思い切ってバーカウンターを主役にしましょう!そこでお友達をおもてなししてみてはいかがですか?」
友人関係を大切にするお施主様の想いから、「バーカウンターをリビングのど真ん中に配置する」そんな斬新なアイデアが生まれました。
"ガレージみたいな、スタイリッシュなこだわり"
バーカウンターをリビングの主役に抜擢することが決まったら、今後はとことん細部にこだわります。
お施主様とカウンタータイルを選びにショールームに出かけたり、お気に入りのBarにお供してイメージを膨らませたり。こうしてバーカウンターのタイルや吊り下げワイングラスラックが決まっていきました。
バーカウンターの背後にご注目を。
本来キッチンにあるはずのものが見当たらない、そんな感じはしませんか?
実はこのバーカウンターの後ろは自動のブラインド。ブラインドの奥には食器棚やレンジ、コーヒーメーカーなどの家電製品が隠れています。
倉庫のシャッターのようなブラインドがスタイリッシュな空間を演出しているのです。もう一つのキーワード「ガレージみたいなかっこいい家」というこだわりも、こんなところにしっかり生かされています。
リビングの壁の一部はコンクリートのペイント仕上げ。
「コンクリートの打ちっぱなしの壁」はデザイナーズマンションにも多く、みんなの憧れの的。ただ、現実にはリノベーションで「きれいなグレーのコンクリートの壁」に出会えることはめったにありません。
このお部屋も例外ではありませんでした。施工途中の写真を見ていただくとお分かりの通り、元の壁のボードの支えを打ち込んだ跡があったり、長い年月を経て色が変わっていたり。当初のイメージ通りの壁ではありませんでした。
この壁をどうするか。色を塗る、補修をする、ボードを貼る、、、様々な選択肢があった中で私たちが出した結論がこれ。
元々の壁にクリアの塗装をかけて仕上げ、そこにグリーンの立体額縁を飾ってみました。
「色を塗って加工することはできるけど、塗ってしまうと今の色の味わいはなくなってしまう。」
今あるものをいかに個性として活かしていくか、そんなリノベーションの醍醐味を感じさせられた瞬間でした。
こうした完成した月島Bar。家具や雑貨を選びながら今でも少しずつバージョンアップしているそうで、
週末にはホームパーティーが開かれているとのこと。
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