こんなとこまでDIY?海外のすごすぎるセルフリノベーション事例

アメリカやイギリスなど、DIYが生活に根付いている国では、「この壁がなんだか気に入らないな」「キッチンの色を変えたいな」と思ったら、すぐに自分たちで道具を用意してDIYしてしまいます。
また、海外DIYのすごい所は、行動力だけでなく手を加える範囲や発想も日本人の想像を超えている点にあります。

今回は、海外で行われたDIY事例の中から、つい「こんなところまでDIYできるの!?」と思ってしまうようなセルフリノベーションのアイデアをご紹介します。

難易度は低めでも発想力は一級なDIY

まずはDIY初心者でも挑戦しやすい、難易度の低いDIYアイデアから見てみましょう。

リビングや洗面台の鏡

鏡は取り付けも交換もカンタンに行うことができ、壁に飾って絵画のような使い方もできますので、模様替えをしたいときにおすすめのアイテムです。
海外では、鏡のようなちょっとした小物のDIYでも手を抜きません。ホームセンターで豪華なフレームを買って後付けすることはもはや当たり前で、買ってきた木材や金属をカットしたりペイントしたりして、好みのフレームを自作するDIYも行われています。

女性が行うDIYでは、鏡の周りにLED球を付けるDIYも人気です。メイク用のドレッサーに合わせて鏡をデコレーションしたり、反対に、鏡に合わせてドレッサーや壁をペイントしたりするDIYが行われています。

階段の蹴込みをカラフルにアレンジDIY

「蹴込み(けこみ)」とは、階段の足を置く段に対し、垂直に立っている部分のことです。階段を正面から見たとき真っ先に目に入る蹴込みをDIYでアレンジすることで、階段まわりの空間が華やかになるでしょう。

海外では、蹴込みに壁紙を貼って好きな模様に替えたり、下段だけ収納にしたりするなどしてアレンジされています。
もともと海外では壁にペイントをしたり壁紙を交換したりするDIYが日常的に行われていますので、蹴込みもDIYの対象としては珍しくはないのかもしれません。
日本でも蹴込みのプチリフォームやDIYは徐々に広まり始めており、貼って剥がせるリメイクシートやマスキングテープを使った蹴込みアレンジ術がSNSでも注目されています。

ガレージの取っ手もDIYでこだわりたい

ガレージのDIYと聞くと難易度が高そうに感じてしまいますが、ガレージに取っ手を取り付けるDIYであれば、手軽にチャレンジできます。
金属の無骨なシャッターも、白のペンキで塗装してアンティークな取っ手を後付けすれば、たちまちシャビーシック風のおしゃれなガレージに早変わりします。

中級者向けの定番部位も海外なら豪華にDIY

こちらは中級者向けのDIY事例ですが、日本でも徐々に浸透しつつある人気のDIYアイデアもあります。

室内壁をホテルのようにデコレーション

壁のペイントや壁紙の張り替えは、初心者でも挑戦しやすいDIYです。しかし、DIYが盛んな海外の壁DIYは、ペイントや張り替えに留まらず、凹凸や装飾を加えて壁をデコレーションしてしまいます。

このような壁のデコレーションDIYに使われるのは、「モールディング」と呼ばれる部材です。住宅だけでなくホテルや歴史的建造物にも使われてきたれっきとした建築部材で、日本でもDIYアイテムとして注目されるようになりました。
モールディングには様々なタイプがあり、半円形の形やカーブ状にくぼんだ形、縄状、凹凸が段になっているもの、西洋や日本の伝統的な模様など取り付けるモールディングの形状によってインテリアの雰囲気は大きく変わります。
上記画像は施工例ではありませんが、モールディングを使って壁DIYを行うと、画像中央のような凹凸のあるデザインになります。

ただ単に壁の色を替えるだけでなく、モールディングで装飾も加えられるようになれば、DIYの経験値もぐっと増えるでしょう。

キッチンも自分でアレンジするのが海外流

キッチンといえば、水に濡れやすく汚れやすい部位ですので、DIY初心者には難易度の高い部位かもしれません。しかし、海外ではキッチンも自由にDIYする部位のひとつです。

カンタンなキッチンDIYの例としては、キッチン正面にあるパネルにタイルを貼ったり不燃性のリメイクシートで張り替えたりするものがありますが、海外ではキッチン本体のDIYにも労力を惜しみません。
本体をペイントしてカラーチェンジするDIYはもちろん、古くて傷んだ天板を取り外して交換したり、シンクと天板を大理石風にするために塗装を混ぜてマーブル模様を作ったりと、アイデア豊かな事例が沢山見られます。中には、キッチンをまるごと自作してしまう人もいるほどです。

こんなとこまで自作?海外ならではの上級DIY術

DIYは小物作りやペイントだけではありません。素人では手を加えられなさそうな所でも、安全性や耐久性に配慮すれば、DIYで作ってしまうことができます。
以下からは、少し専門技術も必要な部位について、海外のDIYアイデアをご紹介します。

DIYで手作りのゴージャスなお風呂

お風呂は住宅の中でも特にDIYが難しい部位です。近年のお風呂はシステムバスという規格品が使われていることが多く、壁や床材、バスタブを交換する場合は規格に合ったものしか選べず、壁に穴を空けたり窓を後付けしたりすると、メーカーの保証対象外になってしまいます。また、防水性や断熱性の観点から見てもお風呂のDIYは非常に危険を伴います。

そんなお風呂ですが、海外ではDIY事例が豊富に存在します。もともと海外では日本のように浴槽にゆっくり浸かる習慣があまりないため、お風呂に浴槽がなかったり、シャワーとトイレが一緒になった簡易なお風呂しかなかったりするため、かえってDIYしがいのある部位となっているようです。

浴室の窓にシェードを取り付けたり、拾ってきた石を接着して天然のバスマットにしたりといった小規模なDIYだけでなく、オーソドックスな四角型のバスタブの周りをセメントとレンガで囲んで石風呂のようにアレンジしたり、先ほど少し紹介したモールディングでデコレーションしたりと、海外のお風呂DIY事例は数え上げるときりがありません。

意外とカンタンでも基礎が大事。手作り門柱DIY

門柱とは住宅敷地内の屋外に設置される柱のことで、ポスト、インターホン、照明、表札といった様々なマテリアルを付けることができます。

海外では門柱DIYも頻繁に行われており、木の柵をペイントしただけの簡易なものから、レンガを組み立てて作ったダイナミックなものまで、その規模や種類は様々です。
日本でも門柱DIYは行われていますが、門柱や門扉、柵といった屋外に設置する設備をDIYするときは、安全性に十分配慮しなくてはなりません。門柱や柵は倒れると家族や通行人にケガをさせてしまう恐れがあるため、強風や地震で倒れないようしっかり固定する必要があります。隣家同士の距離が近く、また地震も多い日本の住宅では、門柱の基礎部分だけでも専門業者に依頼した方が良いかもしれません。

おわりに

海外では、日常的に家のあらゆる部位がDIYされています。DIYをやっている本人たちも、「壊れたから修理しなきゃ」「業者に頼むと高いからDIYしなきゃ」というネガティブな理由よりも、「家を自分たちでもっと楽しい場所にしよう」という前向きな理由から楽しんで取り組んでいることが伝わります。
今回ご紹介したDIYアイデアの中には、日本の住宅でも既に行われたものもありますので、ぜひカンタンなものからトライしてみましょう。

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