窓まわりのリフォーム7選!工事のポイントや費用相場を解説

窓まわりのリフォームは、リフォーム後に手に入れられる性能とデザインをしっかり吟味して選ぶことが大切です。今回ご紹介する7つの窓まわりのリフォームについて、工事のポイントや費用相場を参考に、快適な窓を手に入れましょう。

窓は防犯や防音、換気あるいは冷暖房効率アップなど、リフォーム一つで効果が出やすい場所です。

一口に窓のリフォームと言っても、さまざまな種類があります。

トラブルや失敗を避けるためには、リフォームする目的を明確にすることが重要です。

今回は窓まわりの代表的なリフォームを7つ取りあげ、工事のポイントや費用相場について解説します。

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二重窓にする(内窓をつける)

二重窓は、既存の窓の内側にもう一つ窓(内窓)を取り付けるリフォームです。

窓と窓の間に空気の層ができることで、高い断熱・防音効果を発揮します。

二重窓リフォームのポイント

二重窓の最大のメリットは、断熱性能の向上です。

窓の断熱効果を高めることで夏は涼しく冬は温かい空間になり、冷暖房効率アップによる省エネ効果にも期待できます。

さらに、二重窓は防音効果が高いこともメリットの一つです。

外からの騒音が二重窓によって減衰されるため、1枚窓に比べて高い防音効果を発揮します。

一方で窓の開け閉めの手間が2倍になるため、換気や掃除をする際に余計な手間が発生してしまいます。

二重窓リフォームの費用相場

二重窓にするリフォームの費用相場は、1ヶ所あたり5万円~12万円です。

費用は窓のサイズや、ガラスのグレードによって異なります。

衝撃に強い防犯ガラスや断熱・遮熱効果の高いガラスほど、リフォーム費用が高くなる傾向にあります。

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複層ガラスに交換する

複層ガラス(ペアガラス、トリプルガラス)とは、2枚のガラス板の内部に空気やガスを封入した製品です。

ガラスの内側の表面に遮熱効果の高い特殊な金属膜をコーティングした「Low-E複層ガラス」という製品もあります。

既存の窓はそのままに、複層ガラスに交換して断熱性・遮熱性を高めることができます。

複層ガラスに交換リフォームのポイント

服装ガラスはサッシの交換が不要な場合もあるため、既存の窓サッシはそのままにリフォームできることがポイントです。

二重窓のように窓の見た目や使い勝手は変わらず、断熱性や遮熱性を高めて結露を解消することができます。

ただし一般的な複層ガラスに交換しただけでは、二重窓ほどの防音効果を得られません。

防音効果を期待する場合には、遮音性の高い「防音ガラス」や「真空ガラス」がおすすめです。

複層ガラス交換リフォームの費用相場

複層ガラスに交換するリフォームの費用相場は、5万円~20万円です。

ガラスのみ交換する場合は5万円前後、サッシごと交換する場合は10万円~20万円ほどかかります。

また複層ガラス本体の価格についても、Low-E複層ガラスなど高性能な複層ガラスに交換する場合は費用が高くなります。

サッシを交換する

既存のサッシを取り除き、新たな窓を設置するリフォームです。

毎日使う窓も経年劣化により開け閉めがしづらくなったり、結露が発生しやすくなったりします。

窓の使い勝手を改善したいときや、断熱性能や防犯性能を高めたいときは、窓サッシの交換を検討してみましょう。

サッシ交換リフォームのポイント

サッシ交換の工法には「カバー工法」と「はつり工法」の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

カバー工法は既存の窓サッシの上から新しい窓サッシをかぶせる工法です。

既存の窓サッシの撤去費用が不要なため費用は安く抑えられますが、窓の開口部が少し狭くなるというデメリットがあります。

一方のはつり工法は、既存の窓サッシを撤去して新たな窓サッシを設置する工法です。

改修前と同程度の開口部が確保できますが、窓周りの工事も必要となるため費用が高くなります。

サッシ交換リフォームの費用相場

窓1ヶ所あたりの費用相場は、カバー工法が約10万円、はつり工法が約30万円です。

工期に関しては、カバー工法は壁を壊す費用がないため1~2日で工事が完了します。

一方、はつり工法は窓周辺の壁も壊して作り直す工程があるため、2~5日ほどかかります。

網戸を交換する

網戸の耐用年数は約10年ですが、網の張り替えは4~5年に一度が推奨されます。

網戸にホコリが溜まりやすかったり、開け閉めのときにガタついたりする場合は、交換のサインです。

状況に応じて本体(フレーム)ごと交換か、網のみ張り替えかを見極めましょう。

網戸の交換のポイント

前述したとおり、網戸を交換には「フレームごと交換」と「網のみ張り替え」の2つの方法があります。

網戸がガタついたり、締めても隙間が空いてしまったりする場合は、フレームごと交換のサインです。

開け閉めに問題がない場合でも、網に破れや穴がある場合は張り替えで対応しましょう。

網部分のみの交換はDIYでも可能ですが、きれいに張り替えたいなら専門業者に依頼がおすすめです。

網戸の交換の費用相場

専門業者に依頼する場合、フレームごと交換は1枚あたり8,000円~3万円、網の張り替えは1枚あたり1,000~3,500円が費用相場です。

いずれも交換する網戸の枚数や大きさ、使用する網戸の種類などで費用が変動します。

DIYで網を張り替える場合、網戸用ネットと道具の購入に2,000円程度の費用がかかります。

雨戸を交換する

一般的な雨戸は5年ごとの再塗装、13~15年で交換が目安です。

サビや汚れ、がたつきが目立つようになったら交換のサインと捉え、専門業者にリフォームを依頼しましょう。

ここでは、雨戸の「引き違いタイプ(単板・ルーバー)」と「シャッター(電動・手動)タイプ」のリフォームについて解説します。

雨戸の交換のポイント

防犯や使い勝手の向上を目的として、雨戸が寿命を迎える前に引き違いから電動シャッター等にリフォームするケースも増えています。

単板引き違い雨戸は構造がシンプルなためもっとも安価です。

最近では、ブラインドのように開閉できるルーバー引き違い雨戸も登場しています。

手動シャッターは引き違いよりも開閉しやすく、デザイン性も高いという特徴があります

電動シャッターはもっとも費用が高くなるものの、優れた防犯性・防災性に加え、ボタン1つで操作できる利便性の高さが人気です。

雨戸の交換は外観のバランスを考え、家のすべての雨戸を交換することになります。

よく使う雨戸は電動シャッター、それ以外は引き違いもしくは手動シャッターなど、場所によって雨戸を使い分けると良いでしょう。

雨戸の交換の費用相場

雨戸のタイプごとの交換にかかる費用は以下のとおりです。

・引き違い雨戸:2万円~5万円
・ルーバー引き違い雨戸:3万円~6万円
・手動シャッター:8万円~15万円
・電動シャッター:10万円~35万円

雨戸のタイプのみならず、取り付ける窓の大きさや位置(2階以上か)などによっても費用が変動します。

とくに足場を組む2階以上の雨戸の交換は、外壁塗装と同じタイミングで行うと費用を抑えることができます。

面格子の取り付け

窓に面格子を取り付けることで、防犯や目隠し、あるいは家のドレスアップを図ることができます。

既存の窓の外側に後付けが可能で、アルミや鋳物といった素材、縦面格子やヒシクロスといったデザインなど種類が豊富です。

面格子は価格や強度はもちろん、家の外観と合うかというデザイン面で選ぶことも大切です。

面格子の取り付けのポイント

面格子は、周囲からの死角になりやすい場所への設置が基本です。

家の中ではトイレや浴室の小窓、高所の窓は見落としがちなため、面格子の設置が推奨されます。

また面格子を取り付けたとしても、ネジが外れやすかったり、壊れやすかったりしては防犯の役割を果たせません。

面格子の取り付けは、確かな設置工事とその後のメンテナンスも相談できる専門業者に依頼することが大切です。

面格子の取り付けの費用相場

面格子の取り付けの費用は、面格子本体の種類や素材によって異なります。

おもな面格子の素材・種類ごとの価格は以下のとおりです。

アルミ縦面格子:8,000円~2万7,000円

ヒシクロス面格子:1万5,000円~3万円

ステンレス製面格子:7万円~10万円

鋳物製面格子:約2万円~8万円

さらに面格子を取り付ける施工費用は、1ヶ所あたり3万円~5万円が相場です。

既存の面格子を撤去する場合は、約2万円の撤去費用がかかります。

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オーニングの取り付け

オーニングとは、ベランダやバルコニーなどに取り付ける可動式テントです。

日よけや雨よけの機能があり、なおかつ家の外観がスタイリッシュになります。

欧米の家では一般的に普及しており、日本でもテラス席のあるカフェなどでよく見かけます。

オーニングの取り付けのポイント

オーニングは日よけ・雨よけ対策がおしゃれにできるアイテムです。

ベランダやバルコニーなどに設置すれば、天気の良い日に第二のリビングとして使うこともできます。

また外からの視線が気になる場合、目隠しにもなります。

ただし、オーニングは突風で飛ばされる危険性があるため、台風のときなどは必ず巻き取っておかなければなりません。

オーニングの取り付けの費用相場

オーニングの取り付け費用は、本体価格+施工費で27万円~40万円が相場です。

オーニングはハンドル操作の手動式、リモコンやスイッチ操作の電動式、あるいは手動電動併用があります。

使い勝手やライフスタイルに合わせたタイプを選びましょう。

まとめ

窓まわりのリフォームを網羅的にご紹介しました。

家のなかでは脇役になりがちな窓ですが、断熱や防音、防犯など大切な役割があります。

窓のリフォームを検討する際は、デザインと機能の両方で納得の行くプランを提案してくれる業者を選びましょう。

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