床下収納を増設して収納力アップ!メリット・デメリットについて解説

モノを処分したり、収納家具を新しく購入したりせずにお部屋の収納力をアップさせたい方は、床下収納を設置してみませんか?床下のデッドスペースを活用すれば、コロナ自粛で多くなった買い置きの収納にもおすすめです。今回は床下収納の種類やメリット・デメリット、設置するときのポイントを解説します。

「もっとお家の中に収納力がほしい!」というお悩みには、片付け術を駆使するのも良いですが、リフォームで床下収納を設置するという方法もあります。

デッドスペースを活用できる床下収納は、コロナ自粛で買い置きが多くなった方にもおすすめです。

今回は床下収納の種類やメリット・デメリット、設置するときのポイントを解説します。

床下収納の種類

床下収納には、形状、サイズ、蓋の開閉方法、などの違いによって以下のような種類に分けられます。

床下収納の特徴種類
設置箇所キッチン/リビング・ダイニング/和室
形状固定タイプ/スライドタイプ
サイズ開口部が450~1200ミリ 深型/浅型
蓋の開閉方法自立式・扉式・スライド式
性能高断熱/高気密/点検口付き

これらの違いは床下収納の製品本体の価格やリフォーム費用に関わってきます。

床下収納を新しく設置する費用は、キッチンの床下に設置する通常の収納ユニットは10万円~15万円ほどのリフォーム費用がかかります。和室の1畳分の床下収納の場合は、20万円~25万円が目安です。

詳しくは後述しますが、床下収納に収納したいものや住まいの環境などを考慮して、最適な床下収納を選びましょう。

床下収納を設置するメリット

床下収納には、以下のようなメリットが挙げられます。

生活動線を邪魔することなく収納スペースを確保できる

床下収納は床下に収納スペースを設けるため、生活動線を邪魔することなく、移動や作業をするときの利便性が高まります。狭小物件で棚やシェルフなどの収納家具を置けない住まいでも、床下収納なら床下のデッドスペースが有効活用できます。

床下に収納するので目立たない

床下収納で普段から見える部分は蓋のみで、中身は基本的に隠すことができます。モノが多すぎてゴチャゴチャしていたキッチンも、床下収納にモノを入れれば見た目がすっきりします。

床下収納を点検口にできる

収納ユニットの取り外しが可能な床下収納であれば、床下の点検口として活用できます。1年に1回、水漏れやひび割れ、シロアリの被害がないか確認するときに便利です。

床下収納を設置するデメリット

床下収納はメリットが多い一方、デメリットもあります。

床に段差ができてしまう

床下収納は蓋の取手や枠が床面よりわずかに段差を作ってしまうため、一見するとフラットでも、歩くと引っかかったりつまずいたりすることがあります。床に段差ができることで、ゴミやホコリが溜まりやすくなることもデメリットです。

湿気対策・害虫対策が必要になる

床下は梅雨の時期になると湿気が高く、カビが発生しやすいため、湿気に弱いモノは傷んでしまう可能性があります。また、時期によっては虫が発生することもあり、害虫対策も必要になります。

モノの出し入れに手間がかかる

床下収納はユニットの底の方に収納したものは出しにくく、一度上積みしたものをすべて出してから取り出すといった手間がかかります。屈んでモノを出し入れすることになるため、腰や膝を痛めることもあるので注意が必要です。

床下収納を設置するときのポイント

床下収納を設置しようかどうか迷っている方や、どんなタイプの床下収納を選べばよいか悩んでいる方は、ぜひ以下に挙げる床下収納を設置するときのポイントをご参考になさってください。

収納する品物を明確にする

床下収納の失敗談でよくあるパターンとして、「設置したはいいが結局使わなくなった」があります。設置する前に本当に必要かどうか、必要なら何を収納するために設置するのかを明確にしましょう。

たとえば、キッチンの床下収納は、洗剤の詰替えやティッシュ・トイレットペーパーの買い置き、年に数回しか使わないような調理器具などを収納するのにおすすめです。

「床下のデッドスペースを活用したい」というだけでなく、床下収納を設置する箇所や収納したいもの、床下点検口を付けるかどうかなども検討材料としましょう。

使い勝手が良いか

床下収納を利用するときは体を屈める必要があるため、腰や膝に負担のかかる姿勢になります。とくに腰や膝を痛めている方、高齢の方にとっては床下収納の作業が辛いと感じることでしょう。誰が床下収納を使うのか、設置することで利便性は高くなるのかを考慮しましょう。

設置する位置

キッチンや和室など、床下収納を設置する位置は、既存の家具・家電との兼ね合いも大切です。たとえばキッチンの床下収納なら、冷蔵庫や食器棚、テーブル・イスなどを動かさずに作業できる位置に設置するのが望ましいと言えます。建物の構造によっては設置位置が制限されるケースもあるため、事前にリフォーム業者に相談しましょう。

まとめ

床下収納を設置するときは、収納力アップだけでなく、作業の利便性の向上も考慮に入れる必要があります。

たとえ床下収納で収納力がアップしても、豊富な収納力を活用できなかったり、出し入れの作業が面倒だったりすると使わなくなってしまうこともあるからです。

メリットとデメリットを把握し、本当に必要かどうかを検討したうえでリフォーム業者に相談しましょう。

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