移住して地方に住むメリットや注意点とは?家の探し方も解説

都会や都心から離れ、郊外や地方へ移住したいとお考えではありませんか?移住を成功させ、理想の田舎暮らしを送るためには、ポイントを押さえた「家探し」が重要です。今回は移住して地方に住むメリットや注意点、家探しのポイントについて解説します。

新型コロナの影響でテレワークが定着しつつあるなか、都会や都心から離れ、郊外や地方へ移住して新生活を送ろうと考える人が増えています。

移住を成功させ、理想の田舎暮らしを送るには、「家探し」がとても重要です。

今回は移住して地方に住むメリットや注意点、家探しのポイントについて解説します。

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地方に移住するメリット

まずは、都会から地方に移住するメリットを解説します。

密な人間関係が築ける

田舎は都会に比べ人との距離感が近く、人付き合いやご近所付き合いが密になります。たとえば、畑でとれた野菜のお裾分けをもらったり、生活の知恵を教えてもらったりなど、都会ではなかなか味わえないふれ合いを体感できるでしょう。

地価や物価が安い

田舎は都会に比べて地価や物価が安いため、アパートやマンションが安く借りられたり、スーパーの生鮮食料品が安く買えたりします。

たとえば、都心や都下の賃貸アパートで駐車場を借りる場合、月8,000円~1万5,000円が家賃とは別に発生します。一方、地方によっては駐車場代がかからない(家賃に含まれる)ことも少なくありません。

そのため、移住前より多少収入が下がったとしても、ある程度余裕のある田舎暮らしを送ることができるでしょう。

通勤ラッシュや人混みが少ない

田舎ではマイカー通勤をする人が多いため、都会のような通勤ラッシュに悩まされることがほとんどありません。悪天候でもマイカーならドアトゥードアなので、通勤のストレスを感じることなく出社できます。

また全国的に有名な観光地でもなければ、基本的に人混みに悩まされることもありません。

都会で感じるような日常のストレスから開放された暮らしは、田舎ならではの特権と言えるでしょう。

健康的な生活が送れる

大型連休や夏休み等を利用して都会の喧騒から離れ、田舎で静養に入りたいという人も多いでしょう。時間がゆったりと流れ、空気も澄んでいる田舎は、精神的にも身体的にも健康的な生活を送れる環境が整っています。

さらに、田舎には四季折々の自然の表情が楽しめて、旬の食べ物をすぐにいただけるというメリットもあります。自然の中でゆっくりとした健康的な生活が送れるのは、田舎暮らしだからこそと言えるでしょう。

地方に移住する場合の注意点

地方への移住を検討している場合、以下の注意点もよく吟味して実行に移しましょう。

人付き合いが上手くいかない可能性がある

田舎の共同体は都会と比べて人口が少ない分、保守的で閉鎖的な人間関係が形成されている傾向があります。

都会での暮らしが長かった人が田舎に移住すると、必要以上にプライベートに介入されて嫌気が指すことも少なくありません。田舎に理想を求めて移住したものの、「意外と周囲の人が冷たかった」「距離感が近すぎて肌に合わなかった」といったこともあります。

とくに移住先に定住を決めた場合は、人付き合いは何よりも重要です。自分から積極的にアクションを起こすことや、密な人付き合いが苦手という方は、ストレスになる可能性も考慮しましょう。

自家用車が必要になる

移動手段が豊富な都会に比べ、田舎では車の重要度が高くなります。

自家用車がなくても、公共交通機関やレンタカー、タクシーなどを利用すれば移動は可能です。ただし、いつでもどこでも移動できる利便性を考えれば、やはり自家用車を持っておくに越したことはありません。

移住に伴って車の所持を検討する場合は、当然ながら車の購入費が必要になります。また車を所持すれば、ガソリン代、車検代、自動車税、自動車保険などの維持費もかかります。

このように、生活費における車関連の出費の割合が多くなるため、必ずしも「田舎に移住すればお金が貯まる」わけではないことに留意しましょう。

医療施設が近所にない可能性がある

地方は人口が少ない分、いざというときに通える病院やクリニックが近隣にない可能性もあります。地域によっては、最寄りの医療施設まで車で30分かかるといったことも少なくありません。

小さなお子さんやお年寄りと移住する場合はもちろん、加齢に伴ってお医者さんのお世話になる機会も多いため、近隣に医療施設があるかどうかは事前に確認しておきましょう。

地方移住で失敗しないためのポイント

都会から地方へ移住してそのまま住み続けるためには、地方移住で失敗しないためのポイントを押さえておきましょう。

実際に移住先を訪れてみる

移住先の候補が絞れたら、実際に現地を訪れてみましょう。本格的な移住の前に現地を訪れることで、移住後の生活のイメージができます。

風景や町並み、交通の便、気候、現地の人とのコミュニケーションなど、実際に行って体感してみないとわからないことも多いです。ここでのポイントは、観光旅行としてではなく、下調べのつもりで行くことです。

移住相談窓口に相談してみる

田舎暮らしに興味がある人を対象に、各自治体が移住相談窓口を設置しています。地方移住についてはインターネットでも情報収集は可能ですが、よりリアルな情報は対面での相談がおすすめです。

たとえば、東京都千代田区の「ふるさと回帰支援センター」は、地方暮らしやIJUターンを希望する人のために、各地域の相談員がより具体的な地方暮らしの情報を提供しています。

また最寄りに移住相談窓口がない方は、ZoomやSkypeなどを使用して相談窓口とつなぎ、オンラインでの面談も可能です。

最初の移住は賃貸物件がおすすめ

夢にまで見た地方暮らしでも、実際に住んでみるとやっぱり都会が良かったということも少なくありません。移住が失敗した場合でもすぐに次の移住の準備ができるように、最初は借家や賃貸アパートに住むことをおすすめします。

いきなり家を買ってしまうと、地方暮らしが肌に合わなかった場合に次の移住が難しくなってしまいます。地方暮らしを後悔しながら、数十年後まで家のローンを返済することは非常に苦痛です。

賃貸物件で暮らす1~2年はとにかく人脈づくりを意識して、定住できるような環境づくりに取り組みましょう。

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移住先での家の探し方

都会で家を探す場合、インターネット検索や不動産会社に問い合わせるといった方法が主流ですが、人付き合いが密な田舎だからこそできる家探しの方法もあります。

移住先での家の探し方には、以下の4つの方法が挙げられます。

・賃貸物件検索サイトで探す
・空き家バンクで探す
・現地の不動産会社に相談する
・移住相談員に相談する

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

賃貸物件検索サイトで探す

手っ取り早く物件情報を手に入れたいなら、全国版の賃貸物件検索サイトを利用しましょう。

物件の外観・内観の写真や間取り、主要施設までの距離など詳細な情報が閲覧でき、現地にまで足を運ぶ必要なく入居までの手続きがオンラインで完結できます。

空き家バンクで探す

空き家バンクとは、不動産会社が運営する全国の空き家情報を提供するサイトのことです。賃貸物件検索サイトのようにこだわりの条件から空き家を探すことができ、入居までの手続きがオンラインで完結できます。

アパートやマンションではなく、一軒家に住みたいという人におすすめです。

現地の不動産会社に相談する

現地の不動産会社では、賃貸物件検索サイトには公開していない現地の物件を紹介してもらえることがあります。また、地域密着型ならではの現地のリアルな情報が得られます。オンラインだけでは把握できない、実際の生活をイメージした家探しができるでしょう。

移住相談員に相談する

先述した移住相談員は、移住先の家探しに関することもサポートしています。そもそも田舎は都会に比べて賃貸物件が少なく、検索サイトでは理想の住まいが見つからない場合も少なくありません。

移住相談員であれば、移住先の自治体や団体が所有している賃貸物件や空き家の情報にアクセスできるでしょう。

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まとめ

移住のメリットや注意点、家探しのポイントについて解説しました。

移住先で中古の戸建や古民家を購入して定住を決めたら、次にリフォーム・リノベーションを検討しましょう。monocla(モノクラ)では、全国のリフォーム・リノベーションの事例を写真付きで検索できます。ぜひ理想の田舎暮らしにお役立てください。

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