スケルトン リフォームの費用相場とメリット・デメリットを解説

スケルトンリフォームとは、住宅や店舗の基本構造である柱・梁・床だけを残した状態でリフォームすることを言います。今回は、住宅のスケルトンリフォームにかかる費用相場や工事期間、メリット・デメリットを解説します。

「スケルトンリフォーム」は、近年人気が高まっているリフォームのひとつで、新築を建てるよりもコストを抑え、なおかつ、ほぼ新築同様にリフォームすることができます。

今回は、スケルトンリフォームの費用相場や、メリット・デメリットを解説します。

そもそも「スケルトン」とは?

スケルトン(Skeleton)とは、英語で「骨格」や「骨組み」を指し、不動産やリフォームにおいては、住宅や店舗の基本構造である柱・梁・床だけを残した状態のことを言います。

つまり、スケルトンリフォームとは、骨組み以外をまるごと変えるリフォームであり、建物の内装を新築同様の状態にすることができます。

スケルトンリフォームの費用相場

通常のリフォームよりは大掛かりな工事が必要となりますが、建て替えより大幅にコストを抑えることができ、新築の3分の1~3分の2程度が費用の目安となります。

たとえば、建築面積が30坪の戸建の場合、スケルトンリフォームにかかる費用は1,200万~1,400万円、建物の内装に限らず、外壁など建物の外側もリフォームする場合(内外部スケルトンリフォーム)は、1,700万~2,000万円がおおよその相場です。

また、工事期間は、戸建・内部のみの場合は3ヶ月程度、外壁もすべて解体して行う場合は4~5ヶ月が目安となります。

スケルトンリフォームとリノベーションとの違い

間取りから内装・配管など、建物全体に及ぶ大規模なリフォームを「リノベーション」と言うこともあります。

明確な定義はありませんが、一般的にはスケルトンリフォームが「建物の骨組み(スケルトン)を残して全てリフォームすること」を指すのに対し、リノベーションは「機能を刷新する改修」で、内装を全て解体する工事に限られません。

スケルトンリフォームのメリット

スケルトンリフォームには、以下に挙げるようなメリットが考えられます。

間取りや配管・配線が変更できる

内装を全て解体してリフォームするため、大幅な間取りの変更、キッチンや浴室などの水回りの配管・配線が一新できます。

たとえば、キッチンとリビングの壁を撤去して広いリビング・ダイニングにする、住まい全体をバリアフリーや二世帯住宅にするなど、イメージに沿った自由度の高いリフォームが可能です。

耐震性能を上げることができる

住まいの耐震性能を上げるリフォームは、たとえば、耐震金具を土台や柱・筋交いに取り付けたり、屋根材を金属ルーフに葺き替えて軽量化したりするなど、部分的であれば、50万~100万円ほどで可能です。

スケルトンリフォームは骨組みの状態からリフォームするため、たとえ現在の耐震基準を満たしていない古い木造住宅でも、建物の基礎構造から耐震性を高めることができます。

スケルトンリフォームのデメリット

スケルトンリフォームのデメリットについても解説します。

新築同然の強度にはならない

内装の見た目や住み心地を新築同様にリフォームできるのが、スケルトンリフォームの強みです。

しかし、耐久性や耐震性の面では、スケルトンリフォームで補強はできるものの、地盤調査や改良から行う新築に比べると、どうしても劣ってしまいます。

工事期間中の仮住まいを準備する必要がある

スケルトンリフォームでは、一度住まいを骨組みの状態に戻すため、工事が完了するまでの仮住まいを準備する必要があり、物件探しや引っ越しの手間、工事期間中の家賃等がかかります。

したがって、仮住まいの費用も念頭に置いて、スケルトンリフォームを計画しましょう。

まとめ

スケルトンリフォームは、一から新築を建てるよりも経験や知識が求められるリフォームです。

業者選びは、希望するリフォームと同様の施工実績が豊富で、地元で長く営業している施工業者がおすすめです。

まずは、さまざまなスケルトンリフォームの施工事例を見て、住まいの完成形のイメージを膨らませるところからはじめてみましょう。

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