戸建てや集合住宅を所有されている方が断熱リノベを実施すると、工事にかかった費用の一部が、最大120万円まで補助されます。このページでは断熱リノベに利用できる補助金制度や受け取れる補助金の額、申請の流れについて解説します。
戸建や集合住宅を所有されている方が断熱リノベを実施すると、工事にかかった費用の一部が補助されることをご存知ですか?
このページでは、断熱リノベに利用できる補助金制度や受け取れる補助金の額、申請の流れについて解説します。
補助金は「リノベーションした後にもらうもの」
そもそも補助金とは、一定の要件を満たした場合に国や自治体から支払われる返済不要のお金のことです。
断熱リノベによって満たすべき「一定の要件」には、リノベによって高性能建材(断熱ガラス・窓など)を使用したり、家庭用蓄電システムや家庭用蓄熱設備を設置したりすることが挙げられます。
つまり、これら断熱リノベを実際に行い、担当事務局の審査によって要件を満たしていると判断されて、ようやく補助金の交付となるのです。
断熱リノベーションで補助金が適用される要件
断熱リノベには、一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)主導の「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」という補助金が利用できます。
戸建てや集合住宅を個人で所有(もしくは所有予定)している人が制度の対象者となります。
また、補助金額・補助率と交付要件は、以下のとおりです。
補助対象製品 | 補助率等 | 補助金上限額 |
高性能建材(ガラス・窓・断熱材) | 補助対象経費の1/3以内 | 戸建て:120万円/戸(窓のみは40万円/戸)集合住宅:15万円/戸 |
家庭用蓄電システム(戸建てのみ) | 補助対象経費の1/3以内 | 2万円/kWhまたは20万円のいずれか低い金額 |
家庭用蓄熱設備(戸建てのみ) | 補助対象経費の1/3以内 | 5万円/台 |
補助対象商品は断熱性能があれば何でも良いというわけではなく、15%以上の省エネ効果が認められているものを使う必要があります。
断熱リノベーションの補助金を受け取る流れ
補助金制度には公募期間が定められています。
たとえば、2020年の「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」の戸建・集合住宅の公募期間(二次)は2020年8月17日(月)~2020年10月30日(金)で、この期間を過ぎると申請できません。
申請から補助金交付までの流れは以下のとおりです。
- 公募期間中に必要書類をSIIの担当事務局に送付する
- SIIから交付決定の連絡
- リフォーム会社と契約を結んで断熱リノベを実施
- 断熱リノベの完了(費用の支払い)
- 完了実績報告書をSIIに送る
必要書類についてはSIIのパンフレットにまとめられています。
参考:https://sii.or.jp/moe_material31/uploads/H31MOE_reno_kouboyouryou_second.pdf
補助金制度に精通したリフォーム会社であれば、お客様に代わって適切に手続きを行ってくれます。
まとめ
断熱リノベに利用できる補助金制度について解説しました。
monocla(モノクラ)では、断熱リフォーム・リノベに関するお得な情報を掲載しています。
断熱リフォーム・リノベをご検討の方は、ぜひ以下の記事もご参考になさってください。