物件の間取りでよく使われる「ダイニング」「リビング」「キッチン」という言葉や、「LDK」という表記は、違いや使い分け方まではあまり知られていません。今回はダイニング・リビング・キッチンの違いや、間取りを表す表記について解説します。
物件の間取りでよく使われる「ダイニング」「リビング」「キッチン」という言葉や、「LDK」という表記は、意味は知っていても、違いや使い分け方までは知られていません。
たとえば、「1DK」と「2LDK」の間取りは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
今回はダイニングとリビングの違いや、間取りを表す表記について解説します。
ダイニングとリビングの違い
ダイニング(D=Dining room)とは、料理をするキッチンスペースと、食事をするスペースの両方を兼ね備えている狭めの間取りのことです。
本来はキッチンやリビングから独立した食事をするスペースのみを指していましたが、日本ではダイニングのみの部屋はほとんどなく、基本的にはDKやLDKの間取りが多くを占めています。
リビング(L=Living room)とは、いわゆる日本の居間や茶の間にあたる間取りのことです。
もともと日本の住まいにはリビングという概念がなく、食事も寝る場所も同じ部屋というのが一般的でした。戦後、アメリカのライフスタイルが取り入れられたことで、食事のスペースと就寝のスペースを分ける間取りが一般的になったのです。
なお、キッチン(K=Kitchen)は料理をするスペースを指します。部屋として独立している間取りだけでなく、部屋の一部に調理スペースがある間取りもキッチンと呼ばれます。
「○K」・「○DK」・「○LDK」とは
物件の間取り図などでは、「1K」や「1DK」、「2LDK」といった表記がよく見られます。
冒頭の数字は寝室や居室として使える部屋を指し、アルファベットは前述したダイニング、リビング、キッチンを指しています。また、間取り図の表記ルールでは、畳数によってK・DK・LDKのどれを使うかが決められています。
これらを踏まえ、「1K」「1DK」「2LDK」の間取り表記ルールに基づく畳数と、間取りの説明を以下の表にまとめました。
間取り表記 | 畳数のめやす | 間取りの説明 |
1K | Kが2~4畳 | 居室(寝室)が1部屋+キッチンスペース |
1DK | DK合わせて4.5~8畳 | 居室(寝室)が1部屋+ダイニングとして使えるスペース+キッチン |
2LDK | LDK合わせて8畳以上 | 居室(寝室)が2部屋+リビング・ダイニングとして使えるスペース+キッチン |
まとめ
物件のダイニング・リビング・キッチンの違いや間取り図の表記について解説しました。
「家族がみんなで集まれる部屋がほしい」や「人を呼びたいのでキッチンとダイニングはセットが良い」など、家族の数やライフスタイルによって最適な間取りを選びましょう。
新築やリフォームの際は実績が豊富な施工業者を選び、最適な間取りについて相談されることをおすすめします。