子供部屋をリフォームするときの注意点と事例について

お子様の誕生や成長をきっかけに、子供部屋が必要になったり、あるいは今ある子供部屋が手狭になったりして、子供部屋のリフォームを検討される方が多くいらっしゃいます。お子様がそこで遊ぶ姿や勉強する姿を想像してイメージはふくらみますが、子供部屋のリフォームに際しては特に注意すべき点があります。

それは、子供がどんどん成長するということです。

こないだ買ったばかりの靴や洋服があっという間に着れなくなります。衣類であれば買い換えれば済みますが、部屋となるとそういうわけにはいきません。子供部屋のリフォーム際しては、「子供が成長する」という当たり前の観点を持ち、長期的な視野でこれを検討する必要があります。

この記事では、子供部屋のリフォームを検討している方に向けて、どのような点に注意すべきか、事例を交えながら解説していきます。

子供部屋をリフォームするときの注意点

子供部屋をリフォームするときの注意点は以下の通りです。

・年齢に応じたリフォーム内容にする
・将来を見据えたリフォームをする
・動線をきちんと考えて子供部屋のリフォームをする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

年齢に応じたリフォーム内容にする

まずは年齢に応じたリフォーム内容にすることです。たとえば、子供の出産を機にリフォームするのであれば、

・子供用のベッドを置けるスペースを確保
・汚れがすぐに拭き取れるクロスへ張り替え

といった内容がまず考えられますし、もう少し大きくなって、お子様が部屋の中を元気に走り回るようになったら、

・遮音性の高い床材へ張り替え

といったリフォームが検討されるでしょう。

幼稚園・小学生・中学生…と子供が成長するにつれて、あるべき部屋の状態、そのためのリフォームの内容も変わってくるということです。ひと口に「リフォーム」といっても、子供の年齢に応じてその内容が全く異なるという点をまずは理解しておく必要があります。

将来を見据えたリフォームをする

子供部屋のリフォームは将来を見据えて行う必要があります。前項で「年齢を考えたリフォーム内容にする」と解説しましたが、子供が成長したときのことも見据えたリフォームが理想です。

たとえば、小学校低学年になる娘のために、はじめて子供部屋(1人部屋)をつくるとします。そのとき子供が好きな花柄のクロスを全面に貼るリフォームをしたとしましょう。しばらくの間は子供も喜びますが、中学生・高校生と成長するにつれて、部屋の雰囲気が子供っぽ過ぎると不平を持つようになります。心と体が成長するに従い趣味や趣向も変わります。心身の成長に加えて趣味趣向の変化にも対応できるよう柔軟な設計でリフォームを行うことが肝要です。

また、2人の子供のために既存の部屋を子供部屋としてリフォームするとします。その場合、子供が中学生に上がる頃にはそれぞれが「個室」を欲しがるようになるかもしれません。こうした場合は、将来的に2つの個室にすることを見越して、部屋の中央に仕切りとなる家具を配置できるような部屋の広さ・形状にしておく…などのリフォーム内容が理想となります。

これらはあくまで一例ですが、将来を見据えたリフォームを施すことで、その部屋を子供が長く快適に利用できるようになります。

動線をきちんと考えて子供部屋のリフォームをする

次に、動線をきちんと考えてリフォームすることも大切です。というのも、子供部屋をリフォームするときは、子供に個室を与える…言い換えると子供のプライバシーを配慮するためにリフォームをする場合も多いでしょう。

しかし、独立した部屋を与えることで、子供とのコミュニケーションが取りにくく、一緒に過ごす時間が短くなるという弊害も考えられます。そこで、玄関からすぐではなく、リビング・ダイニングを通らなければ入れない場所に子供部屋を作る…といったことも考えられるのです。

あるいは、子供が親の目の届くところで勉強できるよう「スタディコーナー」をリビング・ダイニングに設けるという方法もあります。長く子供部屋にこもることもなくなりますし、生活の中で自然に勉強できる、そう言う環境を作ることで子供の学力にも少なからず影響があります。いずれにしろ、子供とのコミュニケーションを考えた上での動線づくりを意識した方が良いでしょう。

子供部屋のリフォーム事例

子供部屋のリフォーム内容はたくさんありますが、上記をふまえ、一例としていくつかご紹介します。

・動かせる本棚を置く
・ベッドの下を有効活用する
・キッチンから目の届くスペースを子供部屋にする

具体的に説明します。

まず、広めの部屋に子供2人用の部屋を作る場合、動かせるタイプの本棚を置くと便利です。というのも、部屋を個室2つにしたければ本棚を中央に置けば良いので、子供が成長した後でも大規模なリフォームをせずに対応できます。言い換えると、子供部屋をリフォームする場合は、小さい個室2部屋ではなく広い個室を1部屋用意するという方法もあるのです。

また、そこまで広いスペースがない場合には、ベッドの下を有効活用しましょう。ベッドの下に収納や勉強スペースを用意すれば、狭いスペースでも子供部屋に活用できます。これは、どうしても広いスペースを確保できないときに有効なリフォームです。

ほかにも、キッチンから目の届くスペースを子供部屋にする方法もあります。たとえば、リビング・ダイニングに隣接する部屋があれば、間仕切壁を解体することでキッチンから目の届く部屋を子供部屋にできます。解体することに抵抗があれば、たとえば引き戸を一旦外して開放的にするという方法でも良いでしょう。

いずれにしろ、子供部屋のリフォームは空間の広さによって色々な方法があるので、リフォーム業者とよく検討することをおすすめします。

まとめ

このように、子供部屋のリフォームは子供の成長を加味し、長期的スパンで考えることが重要です。また、子供とのコミュニケーションも踏まえ、子供と一緒にどんな生活を送りたいか?という視点も重要になります。そのような視点を持ってリフォーム内容を考えれば、子供が成長しても快適に過ごせるようなリフォームになっているはずです。

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