リフォームにありがちなトラブルの事例として、「追加工事」が挙げられます。工事を始めた後になって、追加工事による追加費用が発生することも珍しくありません。今回はリフォームの追加工事にありがちなトラブル事例を挙げ、注意点と対策を解説していきます。
リフォームにありがちなトラブルの事例として、「追加工事」が挙げられます。
新築時と違い、住宅のリフォームでは予測不可能なことが起こるケースが多々あります。
リフォームの工事を始めた後から、追加工事による追加費用が発生することも珍しくありません。
今回はリフォームの追加工事にありがちなトラブル事例を挙げ、注意点と対策を解説していきます。
おすすめ記事：リフォーム業者は「相見積もり」で比較検討を！優良業者の探し方とは
【トラブル事例①】リフォームの工事が始まってから高額な追加工事が必要と告げられた
リフォームは施工箇所を解体してはじめて、異常に気づくというケースが少なくありません。
たとえば、キッチンや浴室といった水回りのリフォームは、給排水管の劣化等が原因で水漏れや腐食が発生しているケースが多々あります。
追加工事はリフォーム完了後に着手することが現実的に不可能な場合が多いため、劣化具合によっては10万円以上の高額な追加工事が必要になってしまいます。
したがって、「後から高額な追加工事が発生するなんて聞いていなかった」というトラブルに発展しやすいのです。
＜このトラブルへの対策＞
リフォームの経験があまりない施工業者に依頼すると、「見積もり時に想定していなかった高額の追加工事が発生した」というトラブルになりがちです。
どのような追加工事が発生する可能性があるかを事前に知るためには、リフォーム箇所の施工実績が豊富な業者に依頼しましょう。
経験が浅いリフォーム業者は予測される追加工事が想定できないため、説明不足になりがちです。
いざリフォームが始まってから都度、追加工事が必要になったと言ってきて、最終的に見積もりとはかけ離れた工事費用になってしまいます。
一方で、施工実績が豊富で専門性の高いリフォーム業者であれば、工事箇所や築年数、住宅の周辺環境などから想定される追加工事を事前に伝えてくれます。
「リフォームをしたら追加工事が発生するなんて聞いていなかった！」といったトラブルも回避できるでしょう。
おすすめ記事：水回りのリフォームはまとめてやるとお得！セットプランの費用相場を解説
【トラブル事例②】リフォーム後すぐに追加工事が必要な問題が発生したが、対応してもらえない
壁紙の張り替えリフォームが完了してから1ヶ月もしないうちに、張り替えたばかりの壁紙が剥がれはじめた。
工事に不具合があったのではないかと思い、施工を依頼したリフォーム業者に連絡したが対応してもらえなかった。
＜このトラブルへの対策＞
リフォームが終わってから、工事の不具合が生じることがあります。
工事後に発覚した不具合や瑕疵（キズなど）については、契約書でリフォーム後の保証内容や期間などをしっかり把握しておく必要があります。
保証期間内なのに業者が追加工事に対応してくれない場合は、弁護士や紛争処理センターなどに相談しましょう。
また、契約前に施工業者の立ち会いで現地調査を行わなかったり、そもそもリフォームの経験が浅い業者に依頼したりすると、リフォーム後に何らかの不具合が生じるリスクが高くなります。
施工箇所のリフォーム実績が豊富で、専門的な知識と技術を備えた職人に依頼すれば、工事後の不具合を極力抑えることができるでしょう。
おすすめ記事：風水で運気が上がる外壁塗装の色とは？色ごとの効果を解説
【トラブル事例③】現場の職人についでのつもりで工事を依頼したら、後から高い工事費用を請求された
キッチンのリフォームをしてくれている職人さんが気さくな人だったので、雑談のつもりで「もっとこうしたい」という仕様変更や追加工事の希望を話した。
職人さんは「やっておきますよ」と快く引き受けてくれたが、リフォーム完了後に送られてきた請求書を見てビックリ！
職人さんがサービスでやってくれると思っていた仕様変更や追加工事に、それなりの費用が発生していた。
＜このトラブルへの対策＞
事例では、現場の職人との口約束で仕様変更や追加工事を依頼したことがトラブルの原因となっています。
リフォーム業者に工事を依頼した場合、窓口となる営業担当者と実際に工事を行う職人は別であることが一般的です。
どんなに小規模なリフォームであっても、見積書に記載のなかった追加工事や仕様変更が発生する場合は、窓口である営業担当者に確認をとってから依頼しましょう。
改めて追加工事の見積もりを依頼して、追加工事の発生を記録に残しておくことが大切です。
おすすめ記事：2wayキッチン・3wayキッチンとは？家事効率がアップするポイントを解説
まとめ
リフォームの追加工事にありがちなトラブル事例と、その対処法について解説しました。
追加工事のトラブルを未然に防ぐためには、リフォーム業者選びが重要です。
現地調査や見積もりの時点で、あらかじめ想定される追加工事の可能性を説明してくれるのが良いリフォーム業者と言えます。
リフォームを検討するときは、工事費用やプランはもちろん、追加工事の可能性についてわかりやすく説明してくれる業者を選びましょう。
おすすめ記事：リフォーム業者を比較検討すべき理由と効率的な方法を解説
